ウィンフリーは、フォーブスの米国のビリオネアリストに登場する、ただ一人のアフリカ系アメリカ人女性としても知られている。
80年代から始動した「オプラ・ウィンフリー・ショー」でその地位を確固たるものにしたウィンフリーは、1995年に初めてフォーブスの米国の富豪リスト「フォーブス400」にランクインした。当時の資産総額は3億4000万ドルだった。
ウィンフリーの資産額は現在、28億ドル(約3100億円)に達している。ここでは、ウィンフリーの資産の内訳を見てみよう。
ダイエット企業への出資で3億ドル
ウィンフリーは2015年10月にダイエット企業「ウェイトウォッチャーズ」の株式の10%を4300万ドルで取得した。その後、同社の株価は8倍以上に値上がりし、彼女の持ち株の評価額は3億6500万ドルに達している。
2億ドル以上の不動産
ウィンフリーはサンタバーバラの南のモンテシートに、42エーカー(約17万平方メートル)の土地を所有しており、資産価値は9500万ドルと推定される。彼女はサンタバーバラやマウイ、コロラドやナッシュビルにも土地を持ち、評価額は最低でも1億1700万ドルに達している。合計で2億1000万ドル相当の土地をウィンフリーは保有している。
ケーブルチャンネルで7500万ドル
ウィンフリーは2011年、自身のケーブルチャンネル「OWN」をディスカバリーとともに立ち上げた。その後2017年にディスカバリーは、OWNの株式の24.5%をウィンフリーから買い上げており、彼女の持ち株は現在25.5%となっている。フォーブスの試算ではウィンフリーが保有するOWNの株式の評価額は、7500万ドルとなっている。
テレビと映画出演料で20億ドル
ウィンフリーの番組が25年間で生み出した利益に、映画「カラーパープル」(1985年)や「愛されし者」(1988年)への出演料、さらにウィンフリーが製作に関わった映画「グローリー/明日への行進」からの利益を合算した金額を、フォーブスは約20億ドルと見込んでいる(推定される税額や投資額を差し引いた金額)。また、ウィンフリーの映画製作会社の企業価値も1億5000万ドルと推定される。