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Photo by Paul Morigi/Getty Images

アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の保有資産額は8日の株式市場の取引が終了した時点で1040億ドル(約11兆5800億円)となり、少なくともインフレ調整前の金額ではフォーブスが30年前に開始した長者番付史上、最大の富豪となっている。

だが、多数のメディア報道とは裏腹に、ベゾスは真の意味で「史上最大の富豪」であるとは言えない。

インフレ調整後の金額で考えれば、過去にベゾスよりも多くの資産を保有していた人は複数存在する。その一人が、ビル・ゲイツだ。ドットコム・バブル最盛期の1999年4月、マイクロソフト株の上昇によりゲイツの保有資産額は1000億ドルを突破しており、これは現在の価値で約1500億ドルに相当する。

ゲイツの現在の推定保有資産額は920億ドル(約10兆2400億円)だが、彼がこれまでに慈善事業に360億ドル(約4兆100億円)相当のマイクロソフト株を投じていなかったとしたら、その資産ははるかに多かっただろう。

それでもベゾスが築いた富は膨大だ。彼の保有資産額はここ2年間で500億ドル(約5兆5700億円)以上増加。これはアイスランドやベリーズ、あるいはモナコの国内総生産(GDP)の2年分を超える金額だ。アマゾン株が今後、予想外の急落をみせない限り、ベゾスはフォーブスが3月に発表する今年の世界長者番付で初の首位に輝くだろう。彼の資産は同番付史上最高額となり、2位以下を大きく引き離す見通しだ。

翻訳・編集=遠藤宗生

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