英航空調査会社OAGによると、2017年に世界で最も遅延のない運航を実現したのは、エア・バルティックだった。航空各社の定時運航率(オンタイムパフォーマンス、OTP)に関するOAGの調査で、同社が1位となるのは4年連続。
ラトビアの首都リガを拠点とするエア・バルティックは、リガと世界各国の60以上の都市を結ぶ便を就航。昨年は就航する全ての便のうち、90%が予定通りに到着した。OAGはOTPについて、「離発着の予定時刻と実際に離発着した時刻のずれが15分未満だった便が占める割合」と定義している。
昨年のOTPで2位となったのは、香港航空(88.83%)。就航地を増やしている同社は現在、世界の30都市以上を結ぶネットワークを築いている。2016年のOTPは74.46%だったことから、大幅な改善を実現したことになる。
3位はハワイアン航空(87.24%)だった。OTPで上位20社に入る米国の航空会社は、同社のほか16位のデルタ航空(82.95%)のみとなっている。
2017年のOTP上位10社は、以下のとおり。
1. エア・バルティック/ラトビア:90.01%
2. 香港航空/香港:88.83%
3. ハワイアン航空/米国:87.24%
4. コパ航空/パナマ:86.39%
5. カンタス航空/オーストラリア:86.18%
6. 日本航空/日本:85.27%
7. ブエリング航空/スペイン:85.25%
8. ジェットスター・アジア航空/シンガポール:85.08%
9. スカイマーク/日本:85.00%
10. エアリンガス/アイルランド:84.46%