TVの平均サイズ世界一は中国、2020年には54インチが普通に

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テレビメーカーは、製品の大型化を図るだけでなく、スマート化にも力を入れている。IFAによると、現在販売されているテレビの68%はスマートテレビだという。最新テクノロジーを搭載したこれらのテレビは、新たな映画館だと言える。スマート化のトレンドは、家の中にも及んでいる。

「スマートホーム用の家電やIoTデバイスは、3桁成長を記録した。消費者は、コネクテッドホーム時代の到来をようやく確信したと言える」とIFAは述べている。

こうしたトレンドを牽引する国はどこだろうか。レポートでは、韓国や中国、日本に加え、イランの名も挙げている。イランでは、スマート冷蔵庫やスマート洗濯機の人気が非常に高いという。中国では、消費者の75%がスマートホーム技術によって生活が大きく改善すると回答しており、米国の51%を大きく上回っている。

「5〜6年前のスマホ市場と同じように、スマートホーム市場もいよいよ本格的にテイクオフする転換期を迎えている」とHeitheckerは話す。

一方で、VR/ARに対して消費者はまだ様子見状態だとIFAは指摘する。「VR/AR市場は足踏みしている。市場がテイクオフするには、キラーコンテンツやアプリケーションが誕生し、消費者がこれらのテクノロジーを所有する必要性を感じることが必要だ」とレポートは述べている。

フェイスブックが200ドルで発売するVRヘッドセット「Oculus Go」が起爆剤になるかもしれない。


編集=上田裕資

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