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台湾とアジア地域に関するあまり知られていない話題をカバー

testing / shutterstock.com

中国のディスプレイメーカーBOE(京東方科技集団)の名を知る人は少ないかもしれない。しかし、1993年に設立され、北京に本社を置くBOEは、消費者向けディスプレイパネルメーカーとして、世界トップに躍り出た。

市場調査会社IDCによると、今年1月にBOEは大型液晶パネルの出荷枚数で世界1位に躍進し、世界で25%のシェアを獲得した。同社のパネルは携帯電話、PCモニター、テレビなどに使われている。また、市場調査会社ガートナーの主席アナリストはBOEがAMOLEDディスプレイでは世界3位、AMOLEDスマホディスプレイでは世界2位だと説明した。

BOEは最近、世界最初の「10.5世代」液晶パネル工場を稼働し、2018年末には量産体制に入る。現地の調査会社TrendForceは「この工場の稼働によって、BOEの出荷量はさらに増えるだろう」とみる。韓国のLGディスプレイや台湾のInnoluxなどの先発パネルメーカーは、2016年にBOEに追い抜かれた。

BOEは台湾や韓国のライバルに比べるとパネルへの参入は比較的遅かった。しかし、中国政府の補助金を得て設備投資を加速し、急成長を遂げた。同社は中国に3工場を持ち、2015年は486億元(約8400億円)を売り上げた。

中国当局はハイテク産業を育成するため、補助金を与え税制でも優遇している。アナリストたちは、中国の半導体メーカーも、今後2年ほどで台湾のTSMCのような大手と肩を並べるレベルに成長すると見ている。

BOEは他の中国のハードウェア分野の企業のように、低価格路線で販路を拡大する道を選ばなかった。(同社は2015年に2億4000万ドル以上の利益を計上した)。ガートナーのアナリストは「BOEはジョイントベンチャーや子会社を立ち上げ、ドライバ回路などの調達体制を整えている」と述べた。

別のアナリストも「BOEはAMOLEDディスプレイ分野でリーダー的ポジションを狙っている」と述べた。

また、「ETnews」は、BOEがアップルに対し、iPhone向けのAMOLEDパネルの提供を持ちかけていると報道している。

編集=上田裕資

 

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