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LINEとNAVERはClova Friends以前に、2017年秋に「WAVE」というAIスピーカーを世に送り出している。WAVEは日本でのCM露出も増えており、認知度向上中だ。両社は加えて、ディスプレイ機能を追加した「(FACE(仮称)」の販売も準備している。

全体的な流れとしては、スタンダードなタイプ、キャラクター性を押し出したタイプ、ハイグレードタイプなどを個別に市場投入することで、ユーザーの評価を分析している段階にあるという風にとれなくもない。

またLINEとNAVERは、アマゾンやグーグルと同様、さまざまITサービス・コンテンツを自社で提供しているが、今後、AIスピーカーとそれらをいかに連動させていくかも注目したいところだ。

余談だが、いまや日本人の多くが利用するメッセンジャーアプリ「LINE」は、世界規模で見ると、後発サービスの部類に属していた。しかし、スタンプなどサービス内コンテンツを差別化することでシェアを獲得。アジア圏を中心に、確固とした地位を築くことに成功している。

そのローカライズ能力やキャラクター性を押し出した戦略を、AIスピーカーにも採用してくるとすれば、市場における追い上げにも十分期待ができるのではないだろうか。

ホログラムで2次元キャラと共同生活「GateBox」

さらにLINEが出資している製品には、「GeteBox」もある。「好きなキャラクターと一緒に暮らせる世界初のバーチャルホームロボット」との触れ込みで開発が進められている同製品は、筐体の中にホログラムで2次元キャラが浮かび上がり、ユーザーの話し相手や家庭におけるタスクをサポートするというコンセプトとなっている。

AIが搭載されるかどうかはまだ不明だが、筆者が過去に取材した開発関係者によれば「AIスピーカーのような使い方を想定している」とのこと。開発中にもかかわらず、世界的にも話題となっており、すでにアメリカ、中国、台湾、ベトナム、インドネシア、マレーシアなどから多方面の問い合わせがあるという。

AIスピーカーの登場は、人間と機械が普通に暮らす時代の幕開けを象徴するものになるかもしれない。自然言語処理や画像認識、検索精度の向上などAIやハードの性能ももちろんだが、いかに安心感を与えられる、もしくは愛されるかが売れ行きを左右するファクターになるかもしない。

「機械の擬人化」など、カルチャー分野で強みを見せてきた日本から、ヒット商品が登場するか。注目していきたい。

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文=河鐘基

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