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消費経済:小売業とそれを改革する人々について執筆

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米国のスマホ業界では今、塗り絵系のアプリがブームになっている。2017年12月22日時点で、iPhoneの無料アプリランキングではネットフリックスに次いで塗り絵アプリ「Sandbox Coloring」が12位、「Colour by Numbers」が16位に入っている。

また、iPad向けアプリのランキングでは、上位5位のうち3つが塗り絵アプリとなっており、ユーチューブ(5位)よりも上になっている。調査企業アップアニーの担当者は「率直に言って、今は塗り絵アプリのブームだ」と述べた。

米国では2016年から出版業界でも、大人向けの塗り絵書籍がブームになっており、その余波がアプリ業界に到達したとの見方もできる。モバイルゲーム企業「Kuuhubb」の担当者によると「1年ほど前は、売上ランキングの上位は戦争ゲームが占めていた」という。

「それが今や、人々はストレス軽減に役立つようなアプリを求めている。これがアメリカの政治状況を反映しているのかどうかは分からないが、気持ちを高ぶらせるものよりも、落ち着かせるアプリが人気のようだ」と彼は述べた。

カナダ本拠のKuuhubbは先日、女性向けのライフスタイルアプリを開発する、フィンランド企業「Sumoing Oy」を買収した。同社によると、塗り絵アプリのユーザーの85%は女性だという。

塗り絵アプリの利用者は広告業界から見ても、非常に価値が高いユーザーなのだという。年齢層は25 – 35歳で、ゲーム利用者よりも年齢は高い。また、大卒で世帯収入は8万8000ドル程度の女性が多いという。

Kuuhubbは先日、2000万ドル(約22億円)の資金を調達し、Sumoing Oyが開発した塗り絵アプリ「Recolor」の機能改善と新規ユーザーの獲得に乗り出した。さらに、女性向けのインテリア関連アプリも新規で立ち上げるという。

アップアニーによると2017年11月、米国における上位10のインテリアデザイン関連アプリのダウンロード数は、iOSで前年度比20%の増加だったという。

さらにKuuhubbとって良いニュースは、女性たちがアプリにお金を支払っている点だ。Recolorのフル機能を利用するための月額9.99コースや年間59.99ドルコースも、よく売れているという。

「ネットフリックスよりも高い金額だが、ユーザーは買ってくれている」とKuittinenの担当者は述べた。

編集=上田裕資

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