ステップ2:なぜリスクを取らなかったのか考える
リスクを避ける最初の理由は大抵、失敗を恐れるからだ。例えば、会議で自分のアイデアを口にしなかったのは、却下されるのが怖かったからだ。
しかし、その恐れの奥には、より深い恐怖が潜んでいる。つまり、「死んでしまいたいぐらいの恥をかくに違いない」「自分で思うほど自分は賢くない/才能が無い/能力が無い」「これは唯一のチャンスで、もし失敗したら次は無い」といった感情だ。
こうした恐怖には、健全なものもある。進化論的に見れば、恐怖心があるから私たちは生きていけるのだから。
もしサーベルタイガーに襲われたなら、逃げそびれて死ぬ可能性は高い。しかし、会議で出したアイデアが却下されたところで、羞恥心が原因で死ぬことはないだろう。仕事でリスクを取り、失敗したとしても、生きるか死ぬかの瀬戸際に陥ることはないのだ。
ステップ3:今年避けたリスクを来年は取ると誓う
「誓う」というからには、例えば「1月15日のチーム会議で新製品に関するアイデアを発表する」など、やるべきことを書き出すこと。さらにそれをデスクの見える場所に貼り、会議に向けて準備しよう。
リスクを取ることが、仕事で目指すものを叶える唯一の方法というわけではない。しかし、トップ経営層は他の従業員に比べて、かなりリスクを好むのは明らかだ。では経営者らはなぜリスクを「好む」ようになったのだろう?
実際に多くのリスクを取り、その中で良い結果を出す中で、リスクを好むようになることは多い。あなたも同様の道を進むことで、リスクを取っていくようになるだろう。
もしかすると今年、リスクを避けない人であれば「やってみよう」と思うような機会がいくつかあなたの足元に転がっていたかもしれない。
2018年はそういった機会を見つけ、より安全な道を選ぶのではなく挑戦してみること。あなたの会社のCEOも、おそらく同じ道を選ぶだろう。