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Settawat Udom / Shutterstock.com

月額約10ドル以下で映画館に通い放題になるサービス「ムービーパス(MoviePass)」が、会員数100万人突破をアナウンスした。同社は10月18日に60万人突破を発表しており、わずか2ヶ月間で40万人の新規会員を獲得したことになる。

ムービーパスの会員数は2万人に満たない状態が長年続いていた。その状況が一変したのが、今年8月15日のこと。ムービーパスは月額費用を一気に9.95ドルまで引き下げた。それ以前は地域によって価格は異なっており、最大で50ドルだった。

ムービーパスの筆頭株主のビッグデータ企業「Helios & Matheson(以下、Helios)」のCEOを務めるTed Farnsworthは次のように述べた。

「ムービーパスの100万人突破までのスピードはネットフリックスやHulu、スポティファイよりも速かった。このサービスは今年の映画界の増収に大きな貢献を果たした。多くの映画ファンの支持を獲得できたことに興奮している」

ムービーパスのCEOのMitch Loweは「最高の映画のサブスクリプションサービスを提供したいという願いがこの結果をもたらした。今後も顧客サービスの向上に注力し、素晴らしい映画と観客を結びつけていきたい」と述べた。

Loweは創業期のネットフリックスで取締役を務めていた人物だ。Loweは、今年10月の筆者の取材に対し、ムービーパスが北米の映画チケット売上の2%のシェアを獲得したと述べていた。この数字が正しいとすると、現在のムービーパスのシェアは3%を超えていることになる。

米ナスダックに上場するHeliosの株価は、9月にムービーパスが会員数を発表すると急騰し、1400%の上昇となった。しかし、投資家らは同社の収益性に疑問を抱いており、株価は乱高下した。10月12日にはムービーパスの財政状況の厳しさが報じられ、Helios株は45%の下落を記録していた。

編集=上田裕資

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