「賢い新年の抱負」を立てる5つの方法

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新年の抱負は「諦めることが前提のもの」ではない。失敗の原因は、目標達成に向けた取り組み方を知らないまま、数週間~数か月間にわたり奮闘した末、達成を諦めてしまうことにある。目標よりも大事なのは、その達成手法と計画だ。

ここでは、新年の抱負を立てるときに注意すべき5つのポイントを紹介する。

1. 目標は具体的に

「痩せること」や「貯金すること」は具体的な目標ではなく、ただの願望だ。「6か月で7キロ痩せる」「今年は5000ドル(約56万円)以上貯金する」など具体的な目標を立てれば、現実味が出て実感が持てる。

半年で7キロ減量するには、1か月に1.1キロ、1週間に0.3キロずつ減らす必要がある。また、1年間に5000ドル以上貯めるには1か月に416.67ドル(約4万7000円)、1週間に104.17ドル(約1万2000円)貯金すべきだ。

こうした数字を参考に、食事や運動、出費の詳細を調べれば、どの部分に取り組むべきかが分かる。毎年失敗する新年の抱負も、こうして具体的なステップに分ければ達成しやすくなる。また、目標値を早く決定すれば、早いうちに行動開始できる。

2. 大きな目標は小さなステップに分ける

米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツはかつて「大半の人は、1年間にできることを過大評価し、10年間にできることを過小評価している」と語った。新年の抱負が失敗する要因は、最初から大きな目標を掲げて失敗し、諦めてしまう人が多いことにある。目標は、達成しやすい複数のステップに分けることが重要だ。

痩せることが目標の場合、1週間の減量目標は0.5~1キロ程度にとどめ、週3回ジムに通って毎回少なくとも30分は運動する。貯金が目標であれば、月200ドル(約2万2500円)/週50ドル(約5600円)貯めるところから始める。簡単なことから始めれば、食事法や節約法、仕事のやり方を徐々に変化させ、日々の習慣とすることが可能だ。

3. 1年で達成できなくても自分を許す

先述のように大きな目標を小さなステップへと分解した場合、成功する時期と失敗する時期が出るはずだが、それでも良い。失敗しない人などいないので、あなたも必ず(恐らく何回も)失敗するはずだ。

人生で大きな変化を起こす人は、たとえ失敗しても、周りから「正気ではない」「絶対に達成できない」と言われても諦めない人だ。
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翻訳・編集=出田静

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