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2017.12.30 11:00

注目のオースティン・スタートアップ6選

スプリットのベンジャミン・セイドマン。

スプリットのベンジャミン・セイドマン。

ロボティクスから、交通、教育まで。オースティンで最もアクティブなインキュベーター、キャピタルファクトリーが今、注目するスタートアップを6社を選定した。


エーサブル(分野:教育 調達額:870万ドル)
─オンラインで通える自動車教習所

ベンチャーキャピタルストであるBlake Garrettが2012年創業。退屈な自動車教習所でのレクチャーをオンラインでより手軽に受けられる教育サービスを展開。受講生はすでに35万人を超え、サービスが急速に成長中。キャピタルファクトリーも問題発見能力を高く評価し、成長を予測。

クレイトジョイ(分野:eコマース 調達額:400万ドル)
──サブスクの民主化を実現

Y Combinator出身のAmir Elaguizyが2013年に創業。サブスクリプションサービス(月額購入サービス)を誰でも簡単に提供できるよう、販売から発送まで一気通貫で支援する世界唯一のeコマースプラットフォームを展開。すでに月間3万件以上のトランザクションが成立し、拡大している。

スプリット(分野:交通 調達額:150万ドル)
──通勤ストレスを解消するライドシェア

過去2社起業経験のあるAnya Babbittが2014年に創業。交通渋滞や通勤ストレスを軽減する従業員向けライドシェアアプリを大企業向けに提供。スタートアップの登竜門と言われるSXSW2017 Accelerator Pitch EventのTransportation Technology部門でアクセラレーター賞を受賞。

データワールド(分野:ソフトウェア 調達額 3270万ドル)
──データアナリスト向けSaaS

NASDAQに上場しているBazaarvoiceの創業者であり、Austin Venturesで投資経験もあるシリアル・アントレプレナーBrett Hurtにより、2015年創業。データを効率的に共有し、より生産的な業務プロセスを実現するデータアナリスト向けのSaaS型プラットフォームを提供している。

ハンガー(分野:ソフトウェア/ロボティクス 調達額:650万ドル)
──ドローンで橋や鉄塔を解析

シリアル・アントレプレナーであるJeffrey DeCouxにより、2016年創業。ドローンを活用して大規模構造物(橋や鉄塔など)の故障検知や上空からの測量を可能にするソフトウェアプラットフォームを展開する。195カ国にわたり、約3万人のドローンオペレーターと協業し、世界中の空撮データを保有。

スリルボックス(分野:ソフトウェア 調達額:200万ドル)
──360°動画の広告効果を見える化

複数のスタートアップでCMOなどマーケティングの要職を経験したBenjamin Durhamにより、2015年に創業。視聴者の対象への注意を可視化し、360°動画内オブジェクトの視聴率を算定するプラットフォームを提供。経営陣には、ユニコーン企業MozidoのPresidentを務めるMike Loveも参画。

文・写真=小田駿一

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