ビジネス

2017.12.20 17:00

2017年は「ストーリー」型マーケティング終焉の年に

Matej Kastelic / shutterstock.com


ナラティブ対ストーリー
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ジョン・ヘーゲルは2013年、ストーリーよりもナラティブが強力だとする素晴らしい記事を書いている。非常に共感でき、今読むとさらに真実味が増す内容だ。

「ストーリーには始まりと中間部、終わりがあり、自己完結型だ。一方ナラティブは開放型で、結果は定まっておらず、これから決定される。ストーリーは、それを語る『私』や他の人々に関することで、『あなた』の話ではない。それに対し、ナラティブの結論はあなたの決断や行動によって変わる。ナラティブの結果を決めるのはあなただ」

パタゴニアは、同社のコミュニティーとそこに属する人々ができることを中心にナラティブを創造した。この変化により、パタゴニアはただのブランド以上のものになる力、つまり人が自由に意見を述べて世界を改善できる場とリソースを得ている。
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全てのブランドはパタゴニアと同じ行動を取ることができる。より高い理想を追求し、ただのブランドストーリーを語るのではなく、商品やサービスを提供するコミュニティーに好ましい真の変化を起こすことだ。

世界は今までに増してブランドを必要としている。それは、文脈を与え、ナラティブを生み出すブランドだ。

編集=遠藤宗生

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