ビジネス

2017.12.24

手作りアクセサリーで3千万円稼ぐ女性が語る「インスタの鉄則」

エミリー・カッツ(Photo by Kimberly White / gettyimages)

エミリー・カッツが「モダン・マクラメ(Modern Macramé)」を立ち上げた時、これをビジネスにするつもりはなかったという。彼女はただ、趣味としてマクラメ(木と紐を合わせて作る装飾アクセサリー)を作っていた。しかし、インスタグラムのフォロワーが増えるにつれ、これが商売になるのではと考えた。

今や20万人を超えるフォロワーを持つカッツは、マクラメの壁掛けやジュエリーといった様々な手作り製品を、広告費用を全くかけずに販売している。カッツがマクラメのビジネス化を考えたのは2015年。有名デザインホテルの「ACE Hotel」が彼女のアイテムを購入した時だった。

当時、カッツは全米をまわり、行く先々でマクラメの作り方を指導するワークショップを開いていた。その後、「Modern Macramé」を会社として登記し、最初の従業員を雇った年に売上は250%の増加となった。2017年の同社の売上は30万ドル(約3400万円)を超え、著書の執筆の依頼も舞い込み、手芸店大手の「JOANN Fabric」と契約も結んだ。

カッツは今もこれまでと変わらぬビジネススタイルをとり、ソーシャルの声に耳を傾ける。「顧客たちが望むアイテムは何なのか、それは全てインスタグラムを見ていれば分かる」とカッツは言う。

筆者はインスタグラムでビジネスを成功させる秘訣を、彼女に聞いてみた。

自然光で撮影すること

誰かの家であっても、イベント会場であっても、写真を撮る時は必ずライトを消してもらうよう頼んでいる。自宅のスタジオでも必ず自然光で撮るようにしている。

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フォロワーの多い人の投稿にコメントをつければ、多くの人の目にふれる。それが自分のフォロワーを増やすことにつながる。ただし、一つ一つのコメントを、心を込めたものにしないと意味がない。同じ絵文字のコメントをつけまくる人もいるが、そういうのは逆効果にしかならない。

自分のスタイルを表現する

インスタグラムを始めてからずっと、自分自身の日常を投稿してきた。それが、マクラメの制作過程であったり、アートに関わるものだったり、旅の模様だったりした。大事なのは、そのままの自分が伝わる投稿を心がけること。ユニークな視点さえもっていれば、フォロワーはついてくるものだ。

編集=上田裕資

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