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2017.12.23 08:00

米国で最も「慈悲深い」州は? トップ10とワースト10

Syda Productions / shutterstock.com

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米国人は寛大な人々だ。世界の慈善活動に対するサービス・支援を提供する英団体チャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)によれば、米国では昨年、1億4400万人が慈善事業に寄付をし、1億600万人が慈善活動に時間を費やした。

また、昨年に募金やボランティア、見ず知らずの人を援助した米国人の割合は56%で、140か国中5番目に多かった。(1位はミャンマーで、65%の国民がこれらの活動のうち少なくとも1つを行ったと答えた)

私たちは、米国内の地域別状況を探るべく、州ごとの慈善活動状況をスコア化した個人金融情報会社ウォレットハブ(WalletHub)の報告書を参照した。

ウォレットハブは慈善活動への熱心さを測るにあたり、ボランティア活動と寄付行為に着目し、それぞれの最高点を50点とする100点満点のスコアを作成。測定基準には、人口1人あたりのボランティア時間、学校で必須とされる地域貢献活動、寄付金額、時間・金銭的な貢献を行う人口の割合などが含まれる。

トップ10は次の通り。かっこ内は左から総得点、ボランティア活動ランキングの順位、寄付ランキングの順位。

1位 ユタ(76.90、7位、1位)
2位 メリーランド(74.14、3位、4位)
3位 ミネソタ(72.83、9位、3位)
4位 ワイオミング(71.23、8位、8位)
5位 ウィスコンシン(71.13、2位、18位)
6位 ワシントン(70.51、6位、12位)
7位 バージニア(69.66、16位、7位)
8位 サウスダコタ(69.35、1位、37位)
9位 ジョージア(69.20、29位、2位)
10位 オクラホマ(69.11、5位、19位)

3年連続で1位となったのはユタ州。同州では、ボランティア率と、時間を慈善活動に費やす人の割合がいずれも最も高かったのに加え、寄付金額でも1位タイ、寄付をする人の割合も最も多かった。

2位はメリーランド州で、所得あたりの寄付金の割合では5位、寄付をする人の割合は4位タイだった。

3位はミネソタ州で、慈善活動に時間を費やした人の割合では2位、ボランティア率では3位だった。

一方、ワースト10の州は以下の通り。かっこ内は左から総得点、ボランティア活動ランキングの順位、寄付ランキングの順位。

41位 ケンタッキー(60.20、38位、32位)
42位 モンタナ(58.65、39位、38位)
43位 カリフォルニア(58.53、45位、26位)
44位 フロリダ(58.20、43位、36位)
45位 テキサス(57.37、34位、48位)
46位 アリゾナ(56.56、30位、50位)
47位 ルイジアナ(56.22、48位、35位)
48位 ネバダ(56.09、44位、45位)
49位 ロードアイランド(55.15、50位、31位)
50位 ハワイ(54.92、49位、44位)

ワースト1位はハワイ。同州は、食料を収集・分配する人の割合では最下位となった。

ワースト2位はロードアイランド州で、食料を収集・分配する人の割合では47位、慈善活動に時間を費やす人の割合では47位タイだった。

ワースト3位はネバダ州。1人あたりの慈善団体数は最下位で、慈善活動に時間を費やす人の割合では49位だった。

編集=遠藤宗生

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