新興企業だけでなく、GEなどレガシー企業にも様々なCxOが在籍している。日本では先進的な事例として取り上げられるCxOは、アメリカでは一般的な存在なのである。今回は米時価総額上位20社のCxO104人を調査対象とした(2017年10月12日時点)。
該当企業は、アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、バークシャー・ハサウェイ、フェイスブック、エクソン・モービル、ジョンソン・アンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ、P&G、ウォルマート、AT&T、ビザ、ゼネラル・エレクトリック、オラクル、シェブロン、ファイザー、ベライゾン・コミュニケーションズ。
■入社
新卒入社29.2%|中途入社70.8%
新卒から在籍しているCxOの平均年齢は53歳。
■年齢
最年少33歳|最年長87歳
フェイスブックCEO マーク・ザッカーバーグが最年少。
■男女比
男性76.8%|女性23.2%
男性比率最高はCEOで96%、女性比率最高はCAOで67%。
■報酬
930万ドル(約10.5億円)
「米国会社四季報2017春夏号」より16年度最高額は930万ドル。
■転職回数
最多10回、平均2.7回
最も転職回数の多いのはCIO。平均3.8回平均回数はCEOが0.9回と少なく、CTOは3回と全体を上回る。
■MBA取得者
MBA取得者がもっとも多いのはCFO:53%。ビザのCxOのMBA取得率は75%と高い。
■理系科目専攻
理系は50%。22%が工学系科目を、19%がコンピュータサイエンスを専攻。
■20社合計のCxOの種類
35種類。企業が何を重視しているかによって、在籍するCxOは異なる。
■CFOがいる企業
20社中18社。CFOは不在だが、Principal Financial Officerを置く企業も。
■CxOが一番多い企業
フェイスブック:10名(子会社のCxOは除いて集計)
■出身国
1位 アメリカ(76%)、2位 イギリス、3位 インド。その他、アイルランド、オーストラリア、ベルギー、イスラエル、ドイツ、エクアドル、オランダ。
■出身大学・大学院
1位 スタンフォード大学、2位 ペンシルベニア大学、3位 ハーバード大学
■出身大学の合計
110校(大学院含む)。約10%はイギリスやインド、オランダの大学出身者。