キャリア・教育

2017.12.14 16:30

CAO、CDO、CKO、CQO 全47種の「CxO」最新図鑑


Chief Health Officer最高健康責任者
企業の従業員やその家族の健康づくりを促進する役割を担う。働く人の健康を企業経営の根幹を支える重要な要素と位置づけ、人事や総務など関係部署と連携し健康食の提供やセミナーなどを行う。

Chief Happiness Officer最高社員幸福責任者
従業員の幸福の向上、マネジメントをする役割。企業をより働きやすく、働いていて幸せな環境にするための社内制度整備などを行っており、グーグルなどシリコンバレーの新興企業が導入し始めている。


グーグルのCHO、チャディー・メン・タン(右)。マインドフルネス・トレーニングを通じ、従業員の幸福マネジメントを行う。

Chief Human Resource Officer最高人事責任者
企業の経営視点から、人事機能を統括する役割。単なる人事部長とは異なり、経営幹部として参画する権限を持つ。

Chief Information Officer最高情報責任者
社内の情報流通の仕組みを管理・最適化し、コスト削減や他企業との差別化を生み出す業務プロセスの構築を任される。

Chief Innovation Officer最高イノベーション責任者
イノベーションの実現に責任を持つ役割。特にIT部門と事業部門をつなぎ、協働を促すことを任せられる場合が多い。

Chief Investment Officer最高投資責任者
資産に関する投資の意思決定や運用業務を担当する役割。ファンドマネージャーやアナリスト、トレーダーなどの資産運用部門を統率する。投資銀行や年金基金、資産運用会社などにおける重要な役職である。

Chief Judicial Officer最高法務責任者
企業経営に関わる法的側面を監督する。弁護士資格を有する場合が多く、チーフ・リーガル・オフィサーと同様の役割を担う。

Chief Knowledge Officer最高知識責任者
企業に蓄積されたあらゆるノウハウや知識を管理し、業務フロー整備、特許の活用等事業の拡大をサポートする役割。

Chief Learning Officer最高人材育成責任者
企業内の人材育成を担う役割。人事部の担当領域が広いことから、従業員の育成に特化したCLOが増え始めている。

Chief Legal Officer最高法務責任者
企業の法務に関する業務全般の最高責任者。訴訟リスクや法的規制の問題を把握し、法的リスクを最小限にする。

Chief Logistics Officer最高物流担当責任者
企業のロジスティクス戦略全般に対する責任者。経営的視点から物流戦略を考え、決定していく役割を担う。

Chief Marketing Officer最高マーケティング責任者
一部の事業部に限らず、企業が行うマーケティング全般の責任者。アメリカではCMOの存在は一般化している。

Chief Medical Officer最高医務責任者
医療系の企業などに設置される医務関連の責任者。ジョンソンアンドジョンソンには、3名のCMOが在籍している。

Chief Network Officer最高ネットワーク責任者
ビジネスを拡大する際、企業にとって重要な顧客やパートナーなどの対外的な人的ネットワーク情報を管理する役割。

Chief Operating Officer最高執行責任者
企業におけるCEOに次ぐナンバー2ポジション。CEOが企業の全体戦略を練る役割だとすると、COOはその戦略を具体的な戦術に落とし込み、業務オペレーションを確立・管理する役割を担う。

Chief Privacy Officer最高個人情報保護責任者
企業が保有する顧客に関する個人情報の保護管理に責任を持つ。様々なIT化に伴い、近年その重要性が一層増している。

Chief Productivity Officer最高生産性責任者
企業利益を最大化させるため、各事業部の垣根を越えた全社的な業務効率化を促進し、生産性向上を図る役割を担う。
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構成=フォーブスジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN CxOの研究」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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