アマンドラ・ステンバーグ(ハリウッド&エンタメ部門)
アマンドラ・ステンバーグは現在19歳。2012年の映画「ハンガー・ゲーム」の“ルー”役で注目を浴びた彼女はその後、様々な作品で活躍し、インタビューでは自身の意見を雄弁に語ることで知られてきた。
「白人男性が支配する映画業界で、黒人俳優たちは決まりきった役柄を求められがちだ。黒人女性俳優として、それを変えていきたい」とステンバーグはフォーブスの取材で語った。
2017年のヤングアダルトノベルが原作の映画「Everything, Everything」でステンバーグは主役を務め、免疫不全に苦しむ18歳の少女を演じた。この作品は製作費1000万ドルという低予算映画ながら、興収6150万ドルのヒットとなった。
ステンバーグは映画以外にも活動の場を広げ、セバスチャン・A・ジョーンズとの共同原作のコミック「Niobe: She is Life」も発表した。
リア・サイベナー(ヘルスケア部門)
現在26歳のリア・サイベナーは、スタンフォード大学の生物学者クリス・ガルシア教授のラボで同じく26歳のマービン・ジーに出会い、ヘルスケア企業の「3T Biosciences」を立ち上げた。
同社のゴールはT-cellと呼ばれる白血球細胞を用い、がんを治療することだ。彼らが生み出したCAR-Tと呼ばれる治療法はFDAの認証を得ることに成功した。3T BiosciencesはベンチャーキャピタルのAsset Management Venturesらから総額で1200万ドル(約14億円)の資金を調達。マシンラーニングを活用した分析手法を通じ、同社の治療メソッドを普及させることを目指している。
タリア・ゴールドバーグ(ベンチャーキャピタル部門)
米国で最も歴史の長いベンチャーキャピタルとして有名な「Bessemer Venture Partners」の、史上最年少のバイスプレジデントとして話題なのが、タリア・ゴールドバーグだ。
現在26歳のゴールドバーグは大学を卒業後、当初は2年間の契約でBessemer Ventureに参加した。それから5年が経った今、彼女は韓国の決済企業「Toss」や物流企業「Shippo」のパートナーを務め、ピンタレストのアドバイザーも務める注目の若手ベンチャーキャピタリストに成長した。