安全な一人旅のための6つのヒント

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なぜ私たちは一人旅をすべきか──その利点についてはさまざまな話を聞く。だが、やはり安全性の面では不安が残る。女性にとってはなおさらだ。一人で安全に旅をするために心掛けるべきことは何だろうか。ホステル・格安宿泊施設の予約サイト、ホステルワールドに話を聞いた。

ホステルワールドによると、同社を通じた今年前半の宿泊予約のうち、51%は1人での申し込みだった。次いで多かったのは2人での宿泊予約で、全体の36%を占めた。また、予約全体に占める女性客の割合は増加しており、今年は60%を超えた。

サイトに寄せられたレビューや口コミから、同社は数々の有用な情報を収集している。その中から、安全な一人旅のための6つのヒントを教えてもらった。

1. 事前にリサーチする

旅先の習慣や法律などについて事前に調べておき、現地ではそれらを尊重すること。ちょっとしたジェスチャーも、国によっては大きく意味が異なる。例えば、親指を立てるしぐさは一部の国では「OK」や「よくやった」を意味する一方、他の国では攻撃的、または下品な意味になる。

また、滞在中に接することになるかもしれない文化的、宗教的、政治的な事柄について調べておきたいと考える人もいるだろう。何かのイベントがある時期でも、だからといって滞在を避ける必要はない。何が起きているかを理解しておけば、自国や地元で行われることと同じように適切に、それらを尊重した態度を取ることができる。

2. 孤立しない宿泊施設を選ぶ

破産することなく安全を確保する方法はいくらでもある。ホームステイやホステルに宿泊することも、間違いなく安全な滞在方法だ。人の行き来のある場所にある宿泊施設を選ぶこと、または信頼できるレビューを参考に宿泊先を選ぶこと。他の旅行者や地元の人にアドバイスを求めるのもいいだろう。

3. 旅程を家族・友人に知らせておく

緊急事態が発生したとき、家族や友人があなたに連絡を取れるようにしておくことが重要だ。自分が今いる場所は、常に知らせておくこと。また、携帯電話に保存するだけではなく別の方法で、緊急時にあなたが連絡を取れる相手の連絡先を必ず持ち歩くようにすること。

4. テクノロジーを活用する

「iPhoneを探す」やGoogleマップの「現在地を共有」といったツールは、厄介な状況に巻き込まれたときに役に立つはずだ。また、パスポートやIDカード、保険証書などの重要な書類はコピーを取り、クラウドに保存しておくことが重要だ。実物を紛失した場合に、どこからでもアクセスできる。

5. 行き先について知っておく

出発前に地図や旅行ガイドをチェックして、行き先について頭に入れておくこと。立ち止まって地図をのぞき込んでいれば、すりに狙われやすくなる。

6. 目的を持って、堂々と歩く

用もなくうろうろと歩き回っている、道に迷っている、おびえている、などのように見えれば、余計な注意を集めることになりかねない。堂々と歩くこと。誰かに何か教えてもらう必要があれば、近くの店の経営者などに尋ねること。

編集=木内涼子

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