仕事を求め新天地に移住 考えるべき6つの要素

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4. 健康を害さない気候

季節性情動障害(SAD)に苦しんだことがあれば、ワシントン州シアトルのような街での仕事は慎重に考えるのが賢明だ。この大都市に住む喜びも、同市のどんよりとした天気で薄れてしまうかもしれない。大抵の場合、その場所を訪れたときの天気が一年中続くことはない。家の中でも外でも楽しめる地域を見つけられれば、回復力(レジリエンス)が向上し、全体的にプラス思考になれる。

5. 自分のライフスタイルに合った文化

勤務時間後は、何をしてリラックスしているだろうか? 曲がりくねった道をバイクでツーリングしたり、仲間と夜の街に繰り出したり──。新たな街を好きになるには、リラックスすることが欠かせない。

ペンシルベニア州フィラデルフィアは、非常に多くの文化を備えた活気にあふれた街で、ネオンが輝くニューヨークの街も近い。生活費も比較的安く、栄えた中心街はグルメ好きにはぴったりだ。引っ越す街のこうした側面は、そこで生活・勤務するメリットを調べるまで分からないかもしれない。

6. 多様な考え方や経験を持つ人が集まる

仕事や人生の成功は、大きな目的のためにさまざまなアイデアが集まって初めてもたらされることが多い。フロリダ州マイアミは、美しい浜辺や文化的コミュニティーがあるだけでなく、多様な背景を持つ人々が存在し、職場で革新的・独創的な議論を生んでいる。あらゆる人の人生経験に触れることで、強い職場環境が生まれるだけでなく、自分自身も豊かな人間性を育てられる。

慣れ親しんだ街から離れれば、自分の力を試すことができる。ジェネレーションX、ミレニアル世代、ジェネレーションZの多くが移住を決断しているのもこうした理由だ。十分な時間を取り、あらゆる重要要素を考慮した上で決断すれば、移住先を本当に楽しめるようになるだろう。

翻訳・編集=出田静

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