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消費経済:小売業とそれを改革する人々について執筆

(Photo by David M. Benett/Getty Images for HONOR)

ラグジュアリーファッションのEコマース企業「Moda Operandi(モーダ・オペランティ)」は先日、1億6500万ドル(約186億円)の資金調達をアナウンスした。2010年創業の同社はニューヨークを本拠に、トップブランドの最新コレクションをファッションショー後にすぐプレオーダーできるサービスで支持を集めてきた。

今回の出資は香港で3番目の富豪ファミリー出身のAdrian Chenと、インターネットの急成長企業に特化したファンド、Apax Digitalがリードした。Modaの累計資金調達額はこれで3億ドルを突破した。同社にはLVMHも出資している。

ModaのCEOのデボラ・ニコデーマスは「Chenから出資を受けたことで、今後は中国や香港、韓国市場での成長が期待できる」と述べた。今後は中東やアジアの各都市で新たなショールームの開設も進めていくという。Modaのショールームでは高級ブランドのアイテムをスタイリストの意見を聞きつつ試着可能で、既にロンドンとニューヨークにオープンしている。

ハイエンドファッションのEコマースでは「Net-A-Porter」らも有名だが、Modaの強みは会員になるとファッションショーで発表されたアイテムが、バイヤーと同じタイミングで入手できることだ。2017年の売上を同社は1億6500万ドルと見込んでいる。これは2015年から6800万ドルの上昇だ。

Modaはハンドバッグやアクセサリーの販売を行っており、テーブルウェア等の家庭内用品の販売も開始した。

「例えば、家を購入したばかりの顧客はテーブルウェアや食器類、さらには室内に飾るアートを揃えたいはずだ」とニコデーマスは話す。このカテゴリの品を求めるユーザーの平均購入額は5万ドルから12万ドルに達するという。これまでに売れた最高額アイテムは、52万ドルのダイヤモンドのネックレスで中東の顧客が購入したという。

Moda Operandiは元ヴォーグ編集者のローレン・サント・ドミンゴと、アイスランドの起業家、Aslaug Magnusdottirらが立ち上げた。その後、2013年にMagnusdottirは会社を離れ、LVMHに16年間勤務したニコデーマスが経営を引き継いだ。サイトのオペレーションは現在41歳のサント・ドミンゴが指揮を取り、最新のトレンドを取り入れ、世界中のリッチな女性たちを魅了している。

編集=上田裕資

 

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