フェイスブックは親たちに、子供がやりとりしたメッセージはKidsのアプリ上で確認するよう求めている。親は自分のメッセンジャーアプリで子供のメッセージを読むことは出来ない。子供たちは送受信したメッセージを削除したり、隠すことはできないという。ただし、外部リンクの送受信が行われる可能性はあるとフェイスブックは述べている。このアプリは子供のプライバシーを守る法律「Children’s Online Privacy and Protection Act」に沿う形の仕様となっている。
フェイスブックが約1200人の米国の親たちを対象に行った調査では、回答者の81%が、「子供たちが8歳から13歳の頃にソーシャルメディアの利用を開始した」と述べたという。
Kidsには子供が好みそうな絵文字やスタンプ、フレームやお絵かきツールが内蔵されている。大人向けのメッセンジャーアプリとの大きな違いは、ホーム画面の中央にビデオチャット機能が配置されている点だ。「ビデオチャットはKidsアプリのコア機能だといえる」とプロダクトマネージャーのLoren Chengは述べた。
Kidsを利用する子供が、フェイスブックの最低利用年齢である13歳に達した場合も、データが他のアプリに引き継がれることはない。また、フェイスブックが自動的にその子供のアカウントを開設することもないという。
フェイスブックは今後、時間をかけてゲームや教育ツール、動画コンテンツや翻訳機能等をKidsアプリに盛り込んでいく計画だ。