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2017.12.18

女性が動かす未来をサポートする UBSウェルス・マネジメントの新提案

ジェンダー・ギャップ指数がG7中最下位という不名誉な数字が発表された旧態依然とした日本社会。そこで女性のエンパワーメントに焦点を当てたグローバルプログラム「UBSユニーク」を展開するUBS ウェルス・マネジメントのオルガ・ミラー氏に、本誌副編集長・谷本有香が聞く。


谷本有香(以下谷本):UBSユニークとはどのようなプログラムなのでしょうか。

オルガ・ミラー(以下ミラー):このプログラムは女性へのさらなるサービスの向上を目指し、主要な5つの目標を5カ年計画で実施するものです。まず大切なのは女性のニーズを理解するウェルス・マネージャーであること、そして、SDGsの第5項目・ジェンダー平等の実現への貢献、最後にビジネスでの男女平等を実現することです。

谷本:5年という期間をかけたのはなぜでしょうか。

ミラー:UBSはとても大きな組織。社内での議論を経てプログラムの管理、 トレーニングなどをグローバルに見直していくには時間がかかります。目標達成への適切な期間を考えたときに、5年が最適だと結論づけたのです。

谷本:実際に行っているプログラムの内容はどういったものなのでしょう。

ミラー:マラ・ハーヴェイをヘッドに、共に立ち上げたのがUBSユニーク。3年に及ぶリサーチやヒアリングをベースに、女性に対しては難しい専門用語よりも平易な言葉で金融サービスを提供することが重要だとわかったのです。そこで私たちは経営陣に新しい変革の提案をしました。ただ当初は難しさも感じていましたね。軌道に乗ったのはやっと昨年のこと。ビジネスとしての計画を立てるためには実際の数値を提供することが重要でした。グラフで見せられるようになったことで事業戦略上優先順位の高いプログラムとして認められたのです。

それまでは私たちはほかの仕事との兼務でした。しかし社内的にも積極的に取り組むということで、フルタイムで誰かがやらなくてはならないだろうと経営陣が判断し、私が選ばれました。ある意味、この役職自体は自分でつくったものなのです。

UBSの分析による男女別投資可能な資産全般のイメージ図

上図1:一般的な資産推移のイメージ図|男女(ともに25才)が同時に資産管理を始めた場合、一般的に資産が少ない女性と、収入が高く一部資産を運用にまわせる男性とでは、個人資産のギャップは広がり続けてしまう。

上図2:収入と投資リスク・投資リターンのイメージ図|本図はあくまでも「収入と投資リスク・投資リターン」に関するイメージ図であり、実際にはこの通りにならない場合もある。(両図ともSOURCE:UBS)

谷本:金融業界は男性社会というのが定説ですが、社内では問題になりませんでしたか。

ミラー:すべてに浸透するまでにはまだ時間がかかるかと思います。しかしパイオニアはそうした状況でも前に進むものではないでしょうか。ひとりの人間として、また企業として、サスティナブルな社会を実現していくことが必要と感じているのなら、そこにエネルギーを投じて可能にしていくべきでしょう。

谷本:そうした取り組みは業績につながらないのでは、という疑念は出ませんでしたか。

ミラー:現状、世界の個人資産の30%を保有しているのは女性です。また女性の資産は毎年7%拡大しています。サスティナブルな企業を目指すとき、こうした女性の力を無視することは決して賢い選択ではないでしょう。

つまりビジネスに女性の視点を取り入れるということは、持続可能な企業になるということです。男女のチャンスが平等である企業は、そうした未来のためによりよい選択ができるということです。女性が意思決定に関わることによって商品販売が改善することは想像に難くないでしょう。しかし、女性ならではの価値観を理解しているウェルス・マネージャーは、わずか2%に過ぎないのです。

谷本:では女性の社会進出はどのようなインパクトを未来に与えるのでしょうか。

ミラー:80%の女性が社会的責任を果たしている企業への投資に関心をもっています。その数字をもとに試算すると、ビジネスでは2兆3千億ドルのインパクト。そのためにも女性の資産運用リテラシーを高めることは急務なのです。それまでは資産管理など夢にも思っていなかった方でも始められるツールを開発し、普及させていくことが我々の使命だと思っています。

谷本:具体的にはどのようなことを考えられていますか。

ミラー:世界の女性100万人の金融リテラシーを高めるための教育プログラムの実施、コミュニティの形成、メンターシステムの構築。社内においてはダイバーシティー、ジェンダー理解のためのトレーニングや意識改革など多岐にわたります。

谷本:最後に「UBSユニーク」という名称には女性のイメージがありませんが、なぜこの名前に。

ミラー:大事なのは個々。女性向けなのだから“UBSピンク”でもいいではないかというアイデアもありましたが、このプログラムは女性からスタートして、最終的にはさまざまな個性を巻き込みたいと考えているからです。

ゆくゆくは男性はもちろん、民族・国家の多様性にまで応用できる考え方として普及していってほしいのです。そのためには“Take Action”。日本でも今後UBSユニークに関するさまざまな活動を予定していますので、日本の女性たちにもぜひ、立ち上がってもらいたいと思っています。



2017年11月1日、日本での『UBSユニーク』のキックオフイベントが華やかに開催された。

女性にまつわるさまざまな指標(UBSまとめ)
49.6%(世界人口に対する女性の割合)30%(世界の個人資産の女性保有率)7%(女性保有資産の拡大率/年)88%(社会的貢献活動に取り組んでいる企業への投資を希望する女性)2%(女性特有の価値観やニーズを理解しているウェルス・マネージャー)65%(サービスに満足できないという理由でウェルス・マネージャーを変えた経験がある女性)10%(資産運用においてアドバイザーの提案を最も重視している女性)55%(米国において平均的な投資家より知識がないと考えている女性)1in5(米国において資産運用に関する知識に自信がある女性)

UBS Unique
https://www.ubs.com/microsites/unique/ja/home.html

Promoted by UBS text by Ryoichi Shimizu photographs by Shuji Goto edit by Akio Takashiro

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