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スタートアップ企業の65%は失敗する。その理由はプロダクトの需要がないからではない。また、資金調達の挫折が原因でもない。Alta Ventures共同創業者のPaul Ahlstromは、スタートアップの多くは創業者の経験不足が原因で破綻すると述べた。

ジャマイカで開催されたテックイベント「TechBeach Retreat」でAhlstromは、販売する商品が未完成なのに、セールス担当を雇用する企業を見てきたと述べた。また、プロトタイプやベータ版を作らずに、いきなり製品を作ろうとして失敗するケースも多いという。

「まずは初期にかかるコストを完全に把握すべきだ。そこから、企業としての成長戦略を描くことが可能になる」とAhlstromは話した。

ジャマイカでデジタルTVサービス「Ready TV」を運営するChris Dehringもこの意見に同意する。Ready TVはジャマイカで広く浸透した、プリペイド式携帯電話のビジネスモデルを動画配信に適用しようとしている。

「グローバル企業を目指す前に、まずは国内の市場で成功を収める必要がある。ジャマイカは世界で最もクリエイティブな国の一つだ」とDehring。

起業家たちはその国特有の環境的要因を忘れがちだ。先進国では貧困率も少なく、教育制度も整い、法の整備も進んでいる。しかし、「開発途上国での状況は全く異なっている」とAhlstromは話した。

「なぜ新興国でユニコーン企業が生まれないのかと私に聞く人もいるが、そこには経済環境の違いが大きく関わっている。仮に貧困の問題を解決できたとしたら、新興国のマーケットサイズは2倍から3倍に伸びる」とAhlstromは述べた。

TechBeach Retreatはシリコンバレーの投資家や企業らと、ジャマイカの起業家らをつなぐ役割を果たしている。米国のテック企業らに、ジャマイカの企業がどのような取り組みを行っているかを伝えようとしている。

編集=上田裕資

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