フレキシブルな人が得する旅行アプリHitlist、米ミレニアル世代に人気

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ミレニアル世代の多くが、旅行に関する情報をソーシャルメディアから得ている。定番とも言える人気の旅先を好む人たちがいる一方で、あまり多くの人が行かないような場所を訪れたいと考える人たちもいる。

米国のミレニアル世代の間で「今」注目を集めているのは世界のどの場所なのだろうか。ユーザー数がおよそ95万人に上り、その大半を同国のこの世代が占める旅行アプリ「Hitlist(ヒットリスト)」を使えば、確認することができる。

ヒットリストはユーザーたちが行きたい場所としてどの都市を調べたか、何にブックマークを付けたかといったデータを引き出し、その時々で「今」関心が集まっている場所をチェックし、頻繁にそうした都市のリストを更新している。

筆者が10月末に確認した時点で、過去6か月間で最も人気が上昇した都市のトップ10(関心を示した人が25~35%増加)は、以下のとおりだった。ただ、関心が高まった理由については、明確に示されていない。

1. リバプール(英イングランド)
2. ボルドー(フランス)
3. デュッセルドルフ(ドイツ)
4. グラスゴー(英スコットランド)
5. ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)
6. ポートランド(米オレゴン州)
7. アナーバー(米ミシガン州)
8. カイロ(エジプト)
9. プーケット(タイ)
10. ナポリ(イタリア)

また、ヒットリストのデータベースによれば、ニューヨークやロンドン、パリ、サンフランシスコ、アムステルダムといった人気の都市には常に高い関心が寄せられているが、これは驚くことではないだろう。

確認した時点で、「今」人気の都市が国内と欧州に集中していたのは興味深い点だ。また、カイロを除けば大半が、人口100万人未満の小規模な都市だ(多くは50万人未満)。米国のミレニアル世代は、大都市ではない都市により関心を持つようになっているということだろうか。

ヒットリストを使えば、大都市以外の場所への航空券をお得に予約することなども可能だ。旅先や日程について具体的に絞り込まず何に関心があるかを登録しておけば、最も魅力的な条件のオプションに関する情報を配信してもらえる。

編集=木内涼子

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