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I write about Uber, the sharing economy and startups.

dotshock / shutterstock.com

シリコンバレーのスタートアップ養成所「Yコンビネータ」のデモデイは毎年2回開催され、企業らは2分間の制限時間で自社のサービスをプレゼンする。Yコンビネータはこれまで、エアビーアンドビーやドロップボックス、Twitchといった有名企業を送り出してきた。

筆者は今回、2日間にわたるデモデイの会場を訪れ、124社のプレゼンを聞いた。下記にその感想をまとめてみた。

AIの活用
AIはあらゆるスタートアップの領域に浸透している。「Standard Cognition」は、AIを活用し未来のスーパーマーケットを実現しようとしている。同社は買い物客が手に持った袋菓子を識別し、商品の精算が自動的に行えるシステムを提供している。

ロボットの活用
単純な作業の多くはロボットが行うようになる。「Modular Science」はカリフォルニア州ペタルマの農場でロボットに野菜の収穫作業をやらせている。「Pyka」はニュージーランドの農場で自律飛行する航空機に農薬散布をやらせようとしている。

医療のデジタル化
先進技術はもはや欧米諸国だけのものではない。「Helium Health」は、健康記録のデジタル化をアフリカ諸国に広めようとしている。同社は高所得者向けの自由診療を手始めに、アフリカの一般病院にデジタル化の手段を提供しようとしている。また「Caelum Health」は、患者に行動習慣の改善をうながすアプリで、過敏性腸症候群に悩む人々を助けようとしている。

採用分野
国を問わず企業にとって共通の課題となるのが採用だ。「Fastpad」は、応募者情報の追跡システムをインド向けに提供している。また「Gustav」や「10by10」といった企業らは、人材を求める企業や人材派遣会社、求職者らをマッチングする仕組みを構築しようとしている。

新時代のソーシャルアプリ
次世代のソーシャルアプリは身近な人々をつなぐ方向に進化している。「Wildfire」は、すぐ近くで発生したニュース速報をプッシュ通知で送る。「Goosebump」は、近くで音楽イベントがある場合にメッセンジャーで通知する。また、「FriendSpot」は、利用者が外出する際に友だちにメッセージを送り、一緒に行かないかと誘うサービスを提供している。

以上が124社のプレゼンを聞いて浮かんだスタートアップの最新トレンドだ。もう一つの重要な変化が、Yコンビネータに集まる人々の多様性が増していることだった。登壇した企業の21%が、女性起業家が創業した会社だった。また、米国外の起業家の会社が28%を占めており、創業者の出身地は16か国にまたがっていた。

編集=上田裕資

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