米国全体では、不動産市況は昨年と比べそれほど大きく変化していない。だが、トップ10に入った各地区では、売り出しから買い手がつくまでの平均期間が昨年の4.5か月から6か月に延びている。超高級住宅市場が軟化の兆しを見せ始めているのかもしれない。
価格の下落が最も目立ったのは、販売価格が最低300万ドルとなっているマナラパン。この地区では、物件が市場に出されてから売買契約が成立するまでの平均日数が昨年の75日から260日に増えている。
以下、郵便番号別に見た米国で最も住宅価格(中間価格)が高い10地区を紹介する(地区名の前の数字は郵便番号)。
1位: 94027/ アサートン(カリフォルニア州)
中間価格:968万6154ドル(約10億8000万円)
昨年の順位:3
2位:33462/ マナパラン(フロリダ州)
中間価格:836万8431ドル
昨年の順位:1
3位:94022/ ロス・アルトス・ヒルズ(カリフォルニア州)
中間価格:775万5000ドル
昨年の順位:8
4位:94301/ パロ・アルト(カリフォルニア州)
中間価格:701万6631ドル
昨年の順位:48
5位:94957/ ロス(カリフォルニア州)
中間価格:693万9423ドル
昨年はランク外
6位:11962/ サガポナック(ニューヨーク州)
中間価格:685万2692ドル
昨年の順位:4
7位:81656/ ウッディクリーク(コロラド州)
中間価格:665万1269ドル
昨年の順位:22
8位:90210/ ビバリーヒルズ(カリフォルニア州)
中間価格:644万2914ドル
昨年の順位:15
9位:10065/ ニューヨーク(ニューヨーク州)
中間価格:641万5146ドル
昨年の順位:5
10位:10013/ ニューヨーク(ニューヨーク州)
中間価格:628万9099ドル
昨年の順位:12