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I solve the “people pain points” that keep leaders awake at night.

Pressmaster / shutterstock.com

ビジネスに関するプレゼンテーションの際、すぐにスライドの説明に入ろうとする人は多い。スライド資料の準備は完璧で、説明内容も頭に入っている。スライドを1ページずつ説明する際、誰にも邪魔はさせないと言わんばかりだ。

これ自体は悪いことではない。もしあなたが特定の題材について具体的なプレゼンを依頼され、聴衆側もこれから何を聞くことになるか完璧に分かっているのなら、全く問題はないだろう。

しかし、プレゼンを依頼される際、題材や発表の意図について発表者側や聴衆側が必ずしも100%理解していないことは多い。

初対面の潜在顧客を相手にする場合や、ほぼ面識のない他部署の重役に対してプロジェクトの進捗を伝えるよう上司に言われた場合を考えてみよう。

すぐにスライド説明に移っても大丈夫か。それとも相手が何を聞きたいか、素早く確認した方がよいのか。

相手が何を聞きたいか100%明らかで無い場合は、いきなりスライド説明を始めるのではなく、まずはこんな質問をするとよいだろう。

「プレゼンに進む前に、いただいた時間を有効に活用するため、私に『これについて話してほしい』と思うことをひとつ教えていただけますか」

もしくは、こうも切り出せる。

「今日は20分しか時間がありません。いただいた時間を有効に活用するため、一番知りたいと思っていることを教えていただけますか?」

他にも聞き方はいくらでもある。大切なのは、相手が本当に聞きたがっていることが何かを見極めることだ。

相手が知りたいことについて自分が話せていることを願いながら1時間話し続けるより、まずは質問して、必要とされる情報をしっかり伝えられるようにする方がずっとよい。

これほどシンプルで簡単なことにもかかわらず、プレゼンの冒頭に質問をしたがらない発表者は多い。なぜこれほどまでの抵抗があるのだろう?

1つ目の理由として、聞き手からの返答次第では、発表内容を完全に、しかも大急ぎで整理し直さなければならないかもしれないことがある。そうなれば、多くの発表者は落ち着かない気分になってしまう。

これまで1万人以上が回答した「あなたのプレゼンスタイルは?」というインターネット調査がある。その中には、次の2つの選択肢からどちらかを選ぶ質問があった。

・良いプレゼンはスライドの順番を守って発表される
・良いプレゼンはスライドの順番を気にせず行ったり来たりする

これまでに回答者は、67%が前者を選んでいた。つまり、多くの発表者は、わざわざ聞き手に質問することでスライドを前後させるはめになるのを避けたいのだろう。

編集=遠藤宗生

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