現在の1位はルイス・フォンシの「Despacito」で8月に30億回を突破した後、今では44億回を超えている。2位はウィズ・カリファの「See You Again」で再生回数は約32億3000万回に及んでいる。
江南スタイルがリリースされたのは2012年7月のこと。江南(カンナム)はソウルの富裕層が多く暮らすことで知られる地区で、動画内で披露される“乗馬ダンス”は、乗馬に親しむ上流階級の子女たちを皮肉ったものだ。
5年間にわたり再生回数トップだった江南スタイルは、今年に入り「See You Again」にそのポジションを奪われた。さらにその直後に「Despacito」が急浮上し、現在は3位となっている。
「江南スタイル」はリリース直後から人気に火がつき、世界のほぼ全ての国で大ヒットとなった。この曲の登場以前のK-popは、ほぼ韓国マーケットのみをターゲットとしたジャンルで、アジア圏でも一部のマニアのみに知られた存在だった。特に米国において、メジャーシーンに韓国のポップミュージックが認知されたのはこの曲が初めてだった。
「江南スタイル」は米国のヒットチャートで絶頂期に2位を獲得し、現在もなおアメリカで最大のヒットを記録したK-popソングとなっている。
次に30億再生突破が期待される楽曲としては、ジャスティン・ビーバーの「Sorry」があげられる。しかし、ユーチューブは膨大な視聴者数を抱えており、ここ数ヶ月のうちに別のヒット曲が突然現れることも考えられる。