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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

08p36sn


 (中略)一方で、アフリカには、多くの可能性があるのも事実だ。意外と知られていないが、現在、アフリカの少なくとも20カ国が信用格付けを取得し、株式市場も存在する。株式市場の流動性も確実に高まっており、アフリカ全体で取引される銘柄は約1,000で、その85%以上が非市況銘柄(ノンコモディティ)だ。個人消費の伸びによって、小売り・物流・通信・金融などの分野が、株式市場を牽引している。

 政治の面でもここ数年で自由で民主的な体制へと大きな転換が見られた。 アフリカ諸国で安定した市場としては、経済規模第1位のナイジェリアに加え、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ボツワナなどの国が挙げられる。現在、東アフリカ諸国は、ケニアを中心にウガンダやタンザニアなどが、経済統合を目指して、域内協力を進めており、この地域の将来には、私はかなり楽観的な見方をしている。

 ケニアを例にとれば、携帯電話の普及率が、2013年には71%まで伸びた。その普及により、さまざまな情報が得られ、生活が便利になった。たとえば、農村部で飼っている牛を売ることにしたとしよう。A町では50ドル、B町では70ドルで売れる。その情報は携帯電話から得られる。携帯電話による情報流通の改善が、経済活性化に寄与し、生活を豊かにするという循環が始まっているのだ。あるいは、医者が町に来ることを知らせるメールを受け取ることもでき、それは医療環境の改善につながる。

 アフリカの投資といえば中国の積極的な進出が話題だ。昨年、私は習シー近チン平ピン国家首席と北京で会談する機会を持ったが、中国のアフリカ進出は、非常にグローバルな視点に立っていることを確信した。中国は、自国経済の長期的発展のために、アフリカに戦略的に進出しようとしている。一般的に、中国の投資対象は一次産品や天然資源に限定された単純な投資プランだと思われがちだが、じつは、アフリカの大手銀行の株を20%保有するなど、小売業や銀行にも投資し、その投資が戦略的かつ市場本位の合理的な考え方に基づいたものであることがうかがえる。

 アフリカの人々は、一方的で柔軟性のない戦略でアフリカに進出されることは決して望んでいない。当事者間でいままで以上にビジネスや投資機会に関して、慎重かつ綿密な協議が行われることを期待している。
(以下略、)

フォーブス ジャパン編集部(インタビュー)

 

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