ビジネス

2017.11.24

「コーポレート・ガバナンス」を成長に活かす3社の取り組み

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「コーポレート・ガバナンス」の取り組みが高い水準の3社

HOYA/鈴木 洋 CEO
コーポレート・ガバナンスの理想的な形をほぼ完成させた。1995年から社外取締役を導入。1. 社外取締役が過半を越える取締役会 2. 経営者の選定・解任、サクセッションプラン(後継者育成) 3. 経営者も社外取締役に監視され、それを自覚した上で経営に臨んでいる。コーポレート・ガバナンス・オブ・ザ・イヤー2017大賞。

花王/澤田道隆 社長執行役員
コーポレート・ガバナンスを教科書通りではなく、“質”を重視しながら、独自の工夫で、経営に活かしている。特に、「制度としてガバナンス」が浸透している点が高い評価を得ている。EVA(経済付加価値)を経営指標として正式導入し、27期連続増配している。コーポレート・ガバナンス・オブ・ザ・イヤー2017入賞企業。

アステラス製薬/畑中好彦 CEO
コーポレート・ガバナンスの仕組みを企業成長につなげている。取締役会の設計など企業統治の“ハード”に加え、役員の業績連動報酬や欧米流KPIによる中期経営計画、DOE(自己資本配当率)を指標にした株主還元といった“ソフトウェア”についても仕組み化した。コーポレート・ガバナンス・オブ・ザ・イヤー2017入賞企業。

■選考基準
コーポレートガバナンス・コード全則が適応される東証一部上場企業を対象に、数値的条件を満たす企業を選考。その中から業績評価、株主比率等を考慮した上で、総合評価を行なって上位3社を選定。

文=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.40 2017年11月号(2017/09/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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