面接で緊張する人に贈る10のアドバイス

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5. 早めに到着する

15~20分前には面接会場に着き、正しい場所かを確認する。面接時間きっかりにビルに入り、受付から「会場は8キロ先の別のビルです」と言われることほどやる気がそがれることはない。早く着き過ぎたら、受付に「早過ぎて面接官の方に申し訳ないので、時間が近づいてから再度伺います」と言おう。早めに到着すれば、ロビーで従業員や業者、顧客を観察し、その職場の雰囲気の良し悪しが分かる。

6. 注意深く観察する

景色やビルの造り、エレベーターの装飾の細部など、できる限り細部まで観察することで、緊張を和らげられる。見聞きし体験したことを全て心に刻もう。受付の対応や面接官の最初の言葉などの観察に集中すれば、自滅的な心の声(背筋を伸ばせ、質問には賢く答えろ、など)を封じられる。周囲に注意を払えば、自己批判に時間と気力を使わなくて済む。

7. 体を動かす

面接場所に到着した途端にアドレナリンがみなぎるのを感じた場合、時間に余裕があれば一度外に出て体を動かそう。周辺を2周早歩きしたり、地下鉄の階段を素早く昇降したりする。目的は、意識を心ではなく体に移すこと。神経を驚くほど静められるが、効果を得るには汗ばむぎりぎりまで体を動かす必要がある。

8. メモを取る

メモ取りが面接の緊張防止に効果的と感じる人は多い。面接官や自分が話している最中に浮かんだ質問、面接中の考え、観察事項を手早くメモする。読み返すと意味の分からないものもあるだろうが、大丈夫。メモは後で思い出すためだけではなく、会話に集中し、自分がうまくやれているかを考え始めないための手段でもある。

9. 今この時に集中する

面接では体に意識を向け、今に集中する。自己評価を始めて心が体から離れてしまうと、自然さが失われてしまう。舞台に立つ人は誰もが知っていることだ。面接から注意がそれ、自分の言動を批判する心の声と会話を始めたくなるのも分かるが、そのような声には耳を貸さないこと。

10. 自分を笑いとばす

あなたを採用する資格があるのは、緊張しているあなたの本質を見極められる人だけだ。面接で起きることは、起きるべくして起きている。面白いことがあれば、自分自身のことでも笑って良い。警戒を解くことができれば良いと思う。面接は不自然な設定ではあるが、素晴らしく優秀な、本物のあなたが輝くとき、最も強い力が発揮できる。

編集=遠藤宗生

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