不動産情報サイト、トゥルーリア(Trulia)の調査結果によると、上記3都市の許可件数は、国内のその他50以上の大都市での建設許可の総数を上回ると予想されている。一方、北東部のいくつかの州では、年間の取得件数が500を下回る見通しだ。
トゥルーリアのデータが示す最も興味深い点の一つは、許可件数ベースで見た現在の住宅建設の状況を過去(1980~2016年)の年間平均と比較できることだ。最も多くの住宅建設が許可される見込みとなっているのはオースティンで、過去平均の107.7%に当たる件数になると予想されている。2番目に多くなると見られるのは、サウスカロライナ州チャールストン(82.8%)、次いでテネシー州ナッシュビル(65.8%)となっている。
だが、これらとは対照的に、北東部ペンシルべニア州のアレンタウンやコネチカット州ニューヘブン、マサチューセッツ州ウースターでは、過去の年間平均と比べて80%以上のマイナスになると推測されている。各地域での住宅の新設に影響を与える主な要因には、雇用の大幅な増加と賃金の上昇、住宅価格の上昇などがある。
以下、2017年内の住宅建設許可の取得件数が最も多くなると見込まれる都市を上位から順に紹介する(かっこ内は州名、数字は予想される許可取得件数)
1位:ダラス(テキサス)─ 48772
2位:ヒューストン(テキサス)─ 47946
3位:ニューヨーク(ニューヨーク)─ 40006
4位:オースティン(テキサス)─ 29872
5位:フェニックス(アリゾナ)─ 29280
6位:デンバー(コロラド)─ 25098
7位:ロサンゼルス(カリフォルニア)─ 21770
8位:オーランド(フロリダ)─ 20560
9位:タンパ/セントピーターズバーグ(フロリダ)─ 20068
10位:ナッシュビル(テネシー)─ 19622