私たちに「デジタル・デトックス」が必要な4つの理由

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仕事上の人間関係を改善できる

メールでのやり取りをあえて少なくし、(電話を持たずに)直接会って話すようにすれば、物事をより迅速に進め、より深く踏み込むことができる。たった一度しっかりと話し合うことは、内容が曖昧な100通のメールのやりとりに匹敵する。

直接会って話をすることはお互いへの信頼感を高め、透明性を高め、何らかのずれが生じ始めたときには、深刻な問題になる前にそれらを確実に伝え合うことができるようになる。メールでのやりとりは、人同士の繋がりという「主役」を支援する役にすぎず、これら二つの果たす役割が入れ替わることはない。

健康になれる

人と一体感を持てるとき、私たちの脳内ではドーパミンが分泌される。社会的健康・関係に関する研究では、人とのつながりが不足していることは、喫煙や肥満、高血圧より健康に悪影響を及ぼし得るとの結果が示されている。

さらに、人とのつながりは私たちに心地のよさをもたらすだけでなく、免疫機能を高めることが分かっている。炎症が収まり、ストレスホルモンの分泌量が減少し、不安やうつの症状が改善する。長生きにもつながる可能性があるという。

私たちの誰もが、一緒にいる人がスマホの画面に見入っているとき、光っても振動しても必ず反応するとき、自分がどんな気持ちになるかを知っている。その人が目の前にいる私たちよりスマホの方が重要だと言っているに等しい行動であり、その場の雰囲気は台無しになる。スマホを手放してみよう。あなた自身とあなたの健康のために、そして友人たちのために。

編集=木内涼子

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