米国の大手テック企業大手はその社名の頭文字をとって、“GAFA”と呼ばれることが多い。グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの今後を人々はどう思い描いているのだろう。
4分の3以上のアメリカ人はグーグルがこの先も安泰だと考えている。特に若い世代(18-34歳)でこの傾向は顕著で、38%がグーグルの将来を楽観している。35歳以上においてはこの数値は31%だった。対照的にフェイスブックの50年後を楽観する人々の割合は、わずか17%に過ぎない。
日々の暮らしに必須の大手テック企業はどれか、との質問にグーグルと回答した人の割合は41%にのぼった。それに対し、フェイスブックは25%。アマゾンは18%。アップルは16%でしかなかった。アップルは周知の通り、プレミアムブランドを狙う企業であり、メインストリームのポジションを得ようとしてはいない。
今回の調査データは、米国のマーケティング企業「Fluent」が今年10月に集計したもの。データは米国の国勢調査「US Census」の2010年の人口データに沿って重みづけが行われた。
グーグルがなぜここまで支持を集めているのか、という疑問にFluentは次のように答えている。「大半の米国人はグーグルのサービスを毎日利用する。グーグル検索の利用率は65%、Gメールを毎日チェックする人は63%、グーグルマップを利用する人は57%に及んでいる」と同社は述べている。