コールドプレイは最新の「A Head Full Of Dreams」ツアーを11月15日、アルゼンチンのブエノスアイレスの会場で終了した。終演後、ツアー運営元の「ライブネイション」は今回の世界ツアーの売上が5億2300万ドル(約591億円)に及んだと発表した。
売上金額はアイルランドのU2が2009年から2011年にかけて行った「360」ツアーの売上、7億8400万ドル。さらに、ローリング・ストーンズの約10年前のツアー「A Bigger Bang」の売上をわずかに下回る、ロック史上3番目のツアー売上となった。
コールドプレイの今回のツアーは昨年3月に始動し、5大陸にまたがり114公演を実施。アフリカと南極以外の全ての地域で行われた。約1年半の間に「A Head Full Of Dreams」ツアーは世界で約540万人の人々を動員した。
5億ドル以上を稼いだ今回のツアーは、売上規模でコールドプレイの過去最大のツアーの約2倍の売上を達成した。コールドプレイはこれまでも1億ドル以上のツアー収入をあげており、2億ドルを突破したこともあったが、ここまでの成功を収めたのは今回が初めてだ。
今回のツアーは彼らが2015年12月にリリースしたアルバム「A Head Full Of Dreams」の名を冠したもの。同アルバムは「Adventure of a Lifetime」と「Hymn for the Weekend」の2曲を全米トップ40に送り込んだ。
コールドプレイは「A Head Full Of Dreams」が彼らの最後のアルバムになるとの説も流れたが、今年8月には新作EPの「Kaleidoscope EP」を発表している。