フェイスブックではオリジナルの動画投稿を通じて、世界20億人以上に及ぶ人々とつながることが可能だ。同社はユーチューブを競合に見据え、今後その流れを一層加速させていきたい構えだ。ライブ動画を通じてファンたちにダイレクトに語りかけ、マネタイズを行う手段をFacebook Creatorでは提供する。
「料理動画からコメディまで、ジャンルを問わず様々なコンテンツでコミュニティを形成することが可能になる。フェイスブックはあらゆるクリエイターたちに成功のチャンスを与えるツールを提供する」と担当者のFidji Simoは投稿で述べた。
専用アプリのFacebook Creatorでは、オリジナル動画の作成が簡単にでき、ライブ動画配信を通じて、手軽にコミュニティとつながることが可能だ。同社はクリエイターからのフィードバックをサービスに反映させ、楽しく簡単に動画投稿が行えるプラットフォームを生み出したという。
専用ツールの「Live Creative Kit」を用いれば、ライブ動画の始まりに個性的なイントロを挿入可能で、ライブ動画専用のステッカーを通じて番組のブランディングも行える。また、コミュニティタブにはフェイスブックやインスタグラムのメッセージを統合的に管理するインボックスも用意されている。
投稿した動画は専用ツールを用い、ファンとのエンゲージメントを確認でき、フェイスブックストーリーを活用した交流も可能になる。Facebook CreatorアプリはまずiOS版が公開され、アンドロイド版も間もなく公開される。
フェイスブックはさらに動画クリエイター向けの新たなページを開設し、サポートやノウハウを伝授する。Facebook for Creatorsでクリエイターたちは魅力的な動画を作成するためのコツや、ファンをつかむためのスキルが学べるという。
「今回の新たな試みを通じ、クリエイターらが動画をシェアし、フォロワーやファンとつながる場を提供していきたい。コラボレーションを通じて、プラットフォーム上の人々の交流をさらに活発にさせていきたい」と同社は述べている。