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I cover the intersection of sports and money.

TY Lim / shutterstock.com

スポーツ用品の米アンダーアーマーが10月31日に発表した今年第3四半期の決算結果が期待外れだったことを受け、アナリストの中には同社が「道を見失った」と指摘する者もいる。その中で懸念されるのは、業績が低迷する同社の状況が、スポーツ用品カテゴリー全体に広がる可能性があるのかどうかということだ。

その可能性がないとは言えないだろう。だが、今後の生き残りに期待が持てるブランドもある。ドイツのスポーツ用品メーカー、アディダスだ。11月9日に発表された同社の第3四半期の決算報告の中で特に目立つのは、同社にとって非常に重要な2つの市場、北米とグレーターチャイナ(大中華圏:中国のほか香港、台湾を含む)での売上高が大きく伸びていることだ。北米では前年同期比31%増、大中華圏では同29%増を記録した。

アディダス全体としては同期、為替レートの影響を除いた売上高が同12%増となった。これは主に、「アディダス オリジナルス(adidas originals)」と「アディダス ネオ(adidas neo)」の両ブランドを中心に、ランニングとアウトドア部門の売上高が増えたことによるものだ。さらに、オンラインショップを通じての販売も好調で、売上高は同39%増加した。

アディダスのカスパー・ローステッド最高経営責任者(CEO)は、同社の戦略的な成長分野である北米と大中華圏という市場、電子商取引の部門が同期も引き続き、売上高のけん引役を果たしたと指摘。さらに、同社の「成長の質」に満足していると述べている。

「…成長の質は明確に、第3四半期に見ることができた大幅な収益性の改善に反映されている。…われわれは2017年度の野心的な目標を達成できる見通しだ」

同社が目標として掲げているのは、2017年通期の売上高を為替レートの影響を除いた前年比で17~19%、純利益を同26~28%引き上げることだ。

ただし、懸念材料も─

アディダスは確かに、ランニングシューズの人気モデル「ウルトラブースト(UltraBOOST) 」で、シューズ部門での強固なポジションを確立することができた。一方、アンダーアーマーが業績不振にあえぐのは、このカテゴリーで効果的に他社と競い合うことができなかったためだ。

ただ、アディダスの第3四半期の決算を見ると、同社の業績も全面的に好調とは言えないことが分かる。サッカーとバスケットボールの両部門が振るわなかったほか、傘下のリーボックもわずか1%の増収にとどまった。さらに、ロシアと独立国家共同体(CIS)諸国のうち8か国での売上高が、消費者心理の悪化と店舗閉鎖の影響を背景に、17%減少した。

編集=木内涼子

 

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