ニューヨークの中心部、5番街にある米宝飾品大手ティファニーの本店内に11月10日、「ザ・ブルー・ボックス・カフェ(The Blue Box Cafe)」がオープンした。
大幅な改装を行った旗艦店の4階に誕生したスペースには、カフェのほかティファニーとしては初となる「ホーム&アクセサリー コレクション」のブティックが設けられた。このスペースの内装のうち、最もティファニーらしさが現れているのは「ティファニーブルー」の壁、そしてカフェの椅子やボーンチャイナなどだ。
カフェに先駆け、11月1日に開業したホーム&アクセサリーのフロアでは、日常的に使用するさまざまなものにラグジュアリーの要素を織り込んだ、ティファニーの新作を販売。ベビー向けの食器や小物、フレグランスのほか、出版社アスリーヌ(Assouline)が手掛けたビンテージの書籍なども取り扱う。
ティファニーのチーフアーティスティック・オフィサーであるリード・クラッコフは発表文でこれらの新しいスペースについて、「どちらも現代的なラグジュアリーの体験を反映するもの」「実験的な、そして体験を提供するスペースであり、新しいティファニーに向けて開かれた窓だ」と説明している。
カフェでは年間を通じて、季節ごとの「シンプル」なメニューを提供する。米誌ヴァニティ・フェアによれば、料理はどれも「ニューヨーク」にインスパイアされたものとなっている。
例えば、ロブスターとアボカドを使った「フィフス・アベニュー・サラダ」、創業者チャールズ・ルイス・ティファニーのイニシャルであり、同時に具材(チキン、レタス、トマト)を表す名称でもある「C.L.T.サンドイッチ」などだ。