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国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

マツダCX−5(写真=茂呂幸正)

マツダのデザインって本当に優れていると思う。2011年に、いわゆる「鼓動デザイン」というスタイリング言葉が現れてから、間違いなく同社は日本のデザイン界をリードしている。

全世界で非常に高く評価されるこの鼓動デザインで、堂々と世界カー・オブ・ザ・イヤー賞を獲得。そして、同じデザイン・テイストを使用した新CX-5は世界で最も美しいSUVと言われ、英国の有力誌ワットカーの「ベストSUV賞」をゲットした。

2012年、初代CX-5は、マツダ再生のラインナップのトップバッターとして登場した。それは、マツダのかかげる2つのポシリー、鼓動デザイン言語と、環境技術「スカイアクティブ」をつなげて体現するモデルだった。そのボディラインの一部は、それまでの日本から生まれたクルマとしてもっとも美しいといえる1つで、しかも動きがキビキビしている。

だから登場するやいなや、コンパクト・クロスオーバーCX-5は、広島を拠点とするこのメーカーでもっとも人気のあるモデルとなり、世界での総販売台数は140万台を突破。同社の総販売台数の4分の1を占めた。

さて2代目CX-5は、アメリカ市場で人気のCX-9とアクセラそれぞれの外観からスタリンリングのインスピレーションを受けている。どの角度から見ても、同車はこのクラスで最高のプロポーションを持ついい出来映えだ。

マツダにとってもっとも重要なこのクロスオーバーは、新しいメッキのグリル、先代よりも細めでシックなヘッドライト、よりスリムになったテイルライト、インテリアでは新鮮でよりサポート性が利いたシートを備え、そしてなんと言っても、マツダの象徴にもなったあの「ソウル・レッド」がより鮮やかな輝きをはなっている。



でも、最近のマツダは日本一のデザインだけ出しているわけではない。技術の面も半端ない。例えば、静粛性が各段に改良され、新開発のGヴェクタリング・コントロール(GVC)によって、コーナー中でのボディロールを抑え、ステアリング操作を低減させて運転すること自体を楽にしてくれる。これは結構画期的と言える。

速度、スロットルの踏み具合、そしてステアリング・ホイールの回転比という3つの要素をモニターするこのGVCというテクノロジーは、ステアリング・インプットに反応してエンジントルクを上手く合わせてくれる。だから、アンダーステアもオーバーステアもないので、ターン・インがより正確になり、コーナー中での修正が少なくなる。そのおかげで、ハンドル操作も楽チン。乗り心地も向上した。

日本仕様の2.2Lディーゼル・ターボは4500回転で173psをたたき出し、シフトショックの少ない6速オートマティックとの組み合わせなので、加速が速くてまるでスポーツセダン並みだ。ディーゼル特有のガラガラ音と振動が期待していた以上に低かったことに驚いた。マツダは室内に入ってくるノイズと振動を「ウェーブ(波)」と呼ぶが、それが乗員にストレスを与えていると言う。

そこで、そのウェーブを軽減することに力を入れた。特別な吸音素材を採用し、路面から生じる低周波ウェーブをピンポイントで狙い、風と高速時のタイヤノイズから来る高周波もターゲットにした。旧型と新型の両方を続けて試乗してみると、新型が静かで磨きがかかったことが明白だった。

文=ピーター・ライオン 写真=茂呂幸正

 

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