危機にあるショッピングモール、進化・生き残りは可能か

(Photo by Pat Greenhouse/The Boston Globe via Getty Images)


世界の都市部の中には、ショッピングモールが生活に不可欠な存在となっている地域がある。特に中東では、厳しい気候と車での移動の必要性から、大半の人が余暇にモールを訪れる。

映画館やスーパー、有名チェーン店などが入るモールは、多数の人を引き寄せる作りになっており、訪れた人は店から店へとぶらぶらと歩き、フードコートで食事し、子供はその間、監督者のいるスペースで遊ぶことができる。こうしたショッピングモールは長年にわたり成功を収めてきた。

だが、ショッピングモールというコンセプト自体が米国から世界へと広がったように、モールが直面している危機もまた、他の国へと波及するのだろうか? あるいは、今起きていることは、単なるテクノロジー大手による実店舗の機能の再定義なのだろうか?

店舗は商品の陳列を超えた新たな役割を担い、客を引きつけ保持する他の特徴を持つようになったり、インターネット配送網に統合されてネット通販商品の受け取りや返品ができる拠点となったりするのだろうか? あるいは、自社商品の宣伝に関連したイベントの場となるのだろうか?

配送は、経済と都市部の生活にとって非常に重要だ。こうしたテクノロジー企業による新たな実店舗関連プロジェクトは、新たなトレンドを示しているのか、それとも自分たちのニーズを満たすためだけのものなのだろうか? 未来のモールは、新生ホールフーズのような姿をしているのだろうか? それとも、アマゾンGOやアップルストアのような姿になるのだろうか?

編集=遠藤宗生

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