30歳前に達成すべき10のキャリア目標

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3. 上司に週末勤務や明日からの香港出張などを頼まれても「それはできません」と答える。上司との間にも境界線を引かなければ、ドアマットのように踏まれ続けてしまう。

4. ステルス転職活動(現職を続けながら行う転職活動)を計画・実行する。

5. リンクトインの見出しを、現役職から自己ブランドに変更する。リンクトインのプロフィール全体に、人間らしさを出そう。

6. 会社の年次昇給額を超える昇給を要求し、実現させる。業績や職務範囲が、希望する昇給額に見合うことを示して見せる。報酬調査サイトの「サラリー・ドット・コム」や「ペイスケール」からのデータ、業界別の給与調査などからあらゆる情報を集めて、会社の成功に自分がどれだけ貢献したかを説明した報告書を作成し、上司に提出する。上司と何度か話し合うことができれば、なお良い。「昇給させてあげたいけれど、無理だ」と言われても諦めない。

7. 友人の転職活動に助言する。キャリアの方向性選び、自己ブランド作り、採用担当者との接触、面接、条件交渉などで誰かを支援して得た学びは、自分のときにも役立つ。

8. 職能団体に参加し、ボランティアとして働く。会社で指導的な役割が持てない場合(あるいはできたとしても)、ボランティア活動でリーダーシップの役割を担おう。ボランティアはきちんと扱わなければ姿を消してしまうため、有給で働く従業員の監督業務よりも真のリーダーシップスキルを学ぶには効果的だ。

9. 会社で最も地位の高い役員に接触する。会社での自分の役割を説明し、自分の部署の力が必要ならばいつでも言ってほしいと伝える。後でフォローアップとして短く丁寧な電子メールを送ること。現代では、自分から指導者やコーチの開拓が必要だ。

10. 立ち止まり、今までの道のりをできるだけ頻繁に振り返る。少なくとも四半期に1度、できれば月に1度振り返る。日記をつけて「私は自分の道を進めているだろうか? 仕事、ボランティア活動、人脈作り、生活全般で学びを深め、成長できているか?」と自問する。

21世紀の成功は目立つ役職に就くことではなく、リスクを承知で行動し、自分自身の内面的な力を培うことだ。

恐怖を感じることに挑戦してこそ多くのことを学べる。そう心に留めていれば、人生でもキャリアでも、達成したいことは全てかなえられる。

編集=遠藤宗生

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