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Syda Productions / shutterstock.com

「従業員求む」──この言葉は、人によっては救いの言葉に見えるかもしれない。特に、上司が嫌いで、自分の業務にも興味が持てず、過去何年も昇進していない人にとっては。

米国では求人が記録的な数に増えているにもかかわらず、人があちこちで転職するような現象は起きていない。実際、全米離職率は過去2年間にわたり2%余りで安定している。

人々は突然、自分の仕事と恋に落ちたのだろうか? そうではないだろう。一つ確実なのは、人々が現職にとどまっているのは、報酬が理由ではない。最新の見通しによると、昇給率の中央値は7年連続で3%前後にとどまるとされる。

大半の人が離職に踏み切らない本当の理由は、惰性と無知だ。失業率は過去1年半にわたり5%を切っているが、それでも仕事を見つけるためには努力が必要であり、多くの人はその努力を避けたいものだ。惰性は今の状況の正当化につながる。今の仕事は悪くはないし、そんなに頑張る必要はない。新しい仕事は、今の仕事より良いとは限らない──。

一方で転職活動を始めようと思っても、自分が本当に就きたい職を得るために何をすればいいのか見当もつかないという人も多い。そのため現状維持に甘んじ、五里霧中な状態に陥って、絶望感を抱き始めるのだ。

仕事での行き詰まりを示す4つの症状

1. スヌーズ依存

月曜から金曜まで、アラームが鳴ったら起きると自分に約束するものの、スヌーズボタンを3、4回は押してしまう。ようやくベッドからはい出て最初に考えることは、出勤時間に間に合うかどうか、そしてきょうをどう乗り切るかだ。

2. 直近の業績評価は6分で終了

自分は上司の関心をひくような存在とは全く言えない。直近の業績評価ミーティングで、自分の目標は何かと聞かれ、回答に苦労した。過去5年間、昇進をしていないので、この会社では昇進は不可能なのだと自分に言い聞かせている。

3. 通勤時間が好き

電車通勤は片道2時間かかるが、1日の最高の時間だ。窓の外を見たり、『戦争と平和』を読み進めたりできる。あるいは、ひどい渋滞の中をマイカー通勤しているが、ラジオでオールディーズを聞くのは大好きだ。それに交通渋滞は、遅刻や早退を正当化する素晴らしい言い訳だ。

4. 昼休みは常に1時間超

昼食の時間が毎日、1時間半に延びる。ランチが美味しすぎるからというわけではない。長いランチよりもうれしいのは、陪審員に選ばれることくらいだ。


もし上記のどれかがあてはまるなら、そうした症状を改善する時だ。さもないと、転職のチャンスを逃すばかりか、現職まで失いかねない。

編集=遠藤宗生

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