秋の憂鬱を乗り越える5つの方法

Evgeny Atamanenko / shutterstock.com

季節はすっかり秋となった。美しい季節ではあるが、日が短くなって寒く暗い日々が近づくとともに、精神的に疲れる年末年始へのカウントダウンが始まる時期でもある。季節性衝動障害(SAD)がない人でも、悲しくなったり、人と話したくなくなったり、ただ疲れ切ってしまったりすることが多い。ここでは、秋の不調を乗り越える5つの方法を紹介する。

ビタミンDの量を確認する

米国ではビタミンD欠乏症の人が増加中で、その数は数百万人に上る。どんよりした天気が続くようになると、日光からビタミンDを補給することが困難になる。だるい、軽い痛みを感じる、なかなか集中できないなどの症状が出たら、自然な方法で十分な量のビタミンDを摂取できていないかもしれない。

体内のビタミンD量は簡単な血液検査で確認可能だ。単に欠乏しているだけの場合は、サプリメントや光線療法で簡単に治療できることが多い。

年末年始の計画を早めに立てる

秋のストレスの一つは、年末年始の準備にある。誰の両親がどの日程で来るのか、飛行機のチケットを予約する最善のタイミング、休暇を取る期間など……。航空券を購入する最善の時期についてはさまざまなアドバイスがあるが、ぎりぎりまで待つよりも、早いうちに予約することを私は勧める。

新しいことを始める

秋は「終わり」が多いと感じる時期だ。枯葉が散り、米野球界はワールドシリーズとともに終わるし、日照時間も日増しに短くなる。楽しい夏にさよならを告げる寂しさを乗り越えるために、秋に新たな活動や趣味を始め、冬の間続けてみてはどうだろう?

新たなスキルを身につけたり趣味を広げたりすれば、長い冬眠に備えているというより、成長を続けている感覚が持てる。春までには、編み上げた何枚ものマフラーや、ベンチプレスの自己新記録達成というおまけも得られる。

「ヒュッゲ」を取り入れる

デンマーク人は、憂鬱(ゆううつ)さを乗り越えることにたけている。デンマーク語で、心地良さや快適さの追求を意味する「ヒュッゲ」は、今や国民的娯楽とも言えるものになっており、昨年には多くのトレンドを作り出した。

ヒップスター風の内装にすることや、お勧めのセーターを着ることだけがヒュッゲではない。その根本にあるのは、温かみやくつろぎ、厳しい外の世界からの一時的な休息を作り出すという、実に現代に合った考え方だ。

パンを焼くこともヒュッゲで、暖炉もヒュッゲ、友達と夜にゲームパーティーを開くこともヒュッゲ。どうすれば生活により多くのヒュッゲを取り入れられるかを考えるのに、秋はぴったりの季節だ。

つかの間の季節の喜びを感じる

秋は移り変わりの季節で、その楽しみの多くは短期的だ。こうしたはかない喜びを存分に感じてはどうだろう? ショッピングサイトで最高のウールマフラーを探したり、キャンドルを楽しんだり、パンプキンスパイス味の食べ物や飲み物をとことん味わったり、毎週末アメリカンフットボールを観戦したり……。

秋にしたいことは全て実践しよう。秋の季節と同じく、こうした楽しみは長くは続かない。今この時に満喫すべきだ。

編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事