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BUNDITINAY / Shutterstock.com

米国では女性限定のコワーキングスペースは猛スピードで増えている。マインドの近い女性起業家らが集うこれらのスペースは、男くささが充満した世界に新風をもたらしている。8000人が入会待ちのニューヨークの「Wing」は、もっとも象徴的なケースだろう。

他にも「SheWorks Collective」や「New Woman Space」「Shecosystem」など、女性向けコワーキングスペースの多くは、投資家が頻繁に訪れ女性起業家の資金調達を支援するエンジェルも呼び込んでいる。

一方、北米や欧州の一部のマーケットと比べ、アジアのコワーキングスペースには女性が極めて少ない。女性向けのコワーキングスペースがアジアでほとんど存在しない理由の一つは、WeWorkとNakedHubのような大手が規模を広げてはいるものの、コワーキングモデルそのものがかなり新しいからでもある。

ペンシルバニア大学ウォートン・スクールでマネジメントを教えるローラ・ホワン助教授は、こう説明する。

「ムンバイや北京、上海のような都市でのスタートアップのエコシステムは、まだ進化途中で、女性限定のコワーキングスペースはまだ少ない。なぜなら、一般的なコワーキングスペースが模索中だからだ」

女性のコワーキングスペースは、クライアントを制限するため、ビジネスにはマイナスになりうると当時に、人材の多様性も失わせる。2014年にシンガポールにオープンした「Woolfe Works」は女性向けコワーキングスペースの先駆け的存在だが、経営不振で今年4月に営業を停止した。

ベンチャー投資家で「Asia Women Circle」の共同創業者であるサラ・チェンは、アジアの女性向けコワーキングのポテンシャルを信じ、それが注目されるのは時間の問題と考えている。しかし、そのビジネスモデルの効果の実証例はまだなく、長期的に継続できるかは今のところ分からない。

「シンガポールとマレーシアの女性はニーズも働き方も違う。コワーキングスペースも他のビジネスと同様、消費者の需要を理解し、ローカライズを進める必要がある」とチェンは述べた。

香港で今年開業したコワーキングスペース「Jumpstart」は投資家らにプレゼンを行う“ピッチナイト”も開催している。共同創業者のチャップマン・レオンはフォーブスの取材に、「女性起業家の大きなコミュニティーが形成されたなら、コミュニティーそのものが情報の発信源になり、新たなビジネスを拡大するチャンスを与える」と語った。

編集=上田裕資

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