誰にでもわかる解雇の前兆 転職活動を始めるべき10のサイン

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転職活動を開始する必要性を明白に示す10の予兆は次の通り。

1. マネジャーが、予算縮小や役割・責任について話し合うため緊急会議を招集する。

会社は、あなたの上司が口にしたアンケートを使って、残すべき重要な人材とそうでない人材をふるい分けようとしている。また、このアンケートを使うことで「あなたの仕事は安全ではない。新たな就職先を探した方が良い」と従業員に伝えることもできる。

2. 人員削減についてのうわさが盛んにささやかれている。

機能不全に陥っている職場は必ずそうだが、多くの企業ではマネジャーや人事部の話よりも、非公式なネットワークや人づてのうわさの方が情報源として信頼できる。「近々人員削減があるらしい」といううわさを無視していると、痛い目に合うことになる。

3. すでに承認済みの仕入れが保留になるかキャンセルされる

4. まだ埋まっていない求人案件が取り消しになる。

5. 派遣社員や契約社員がいきなり、一斉に契約打ち切りになる。

6. 上司やその他のマネジャーが、人事部で多くの時間を過ごすようになる。また、他のマネジャーと密室会議を行う時間が多くなる。

7. プロジェクトを進めることができない。どのプロジェクトが先に進めて、どれが打ち切りになるのか誰も分からない。

8. 人事部が、かなり前から提供されてきた従業員向け福利厚生や、会議用の菓子など細かな出費を削減し始める。企業がベーグルや事務用品など少額の出費にうるさくなるのは、大きな問題を抱えている証拠だ。

9. 業務の違う同僚と迅速に相互トレーニングを行うよう上司から依頼されたが、今までそのようなことを言われたことがない。

10. 直感的に、会社が危ういと感じている。

自らのキャリアを管理できるようになれば、人員削減の予兆があってもあまり心配にはならない。「この仕事は危ない」というメッセージにどう対処すれば良いか理解しているからだ。

転職するべき時が来たら、活動を開始して新たな職場を見つけよう。解雇される前に転職するのが理想だ。

あなたは現在の仕事にも、どの仕事にも縛られておらず、自由に歩き回ることができるのだ。21世紀の新たな職場環境では、転職の準備ができていればいるほど、自身の力も強くなる。変化を恐れていれば、それだけ力は弱くなる。

職場の中よりも外の方が、学ぶこと、経験すること、達成することがはるかに多い。自ら行動し、キャリアを自分の思い通りに進めよう。

編集=遠藤宗生

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