誰にでもわかる解雇の前兆 転職活動を始めるべき10のサイン

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以下は読者のジョエルから寄せられた便りと、私からの回答だ。


私は現在の仕事に就いて3年になりますが、先週は入社してから最もストレスを感じた1週間でした。

火曜日に、マネジャーが突然チーム会議を招集しました。以前このようなことがあったのは、役員の1人が長い闘病の末に亡くなったときでした。

マネジャーは、会社が予算・役割・業務の見直しを進めていると話しましたが、その理由は述べず、今後配布されるアンケートを各自早急に記入して返却するようにと言いました。アンケートは役割やプロジェクト、業務量に関するものだと思います。

当然、私は会社が人員削減を計画しているという最悪のシナリオを考えました。

木曜日、人事部から従業員宛てにメールが届きました。

このメールは、私たちのビルで働く3人の人事部社員ではなく、アトランタを拠点とする聞いたこともない従業員から送付されていました。メールには、各自の履歴書を添付して返信するように、と書かれていました。

現在就職活動中の人以外、最新の履歴書を用意している人なんているでしょうか。私はこの会社に就職以降、履歴書を更新していません。

全く知らない人事の人から履歴書を送付するように言われたら、どう解釈すれば良いのでしょうか? 退職を促そうとでもしているのでしょうか?


ジョエルへ

人件費削減を計画している会社にとって、解雇の計画をにおわせることは、従業員の退社を促す非常に良い方法だ。大規模な人員削減を実施するときは、従業員が自らの意志で退職してくれた方がはるかに楽だ。

あなたの会社は、人材流出をそれほど心配していないのだろう。そうでなければ「あなたの職は危ない!」というメッセージを、これほどはっきりと発信しないはずだ。

人事部から履歴書を要求されたら、転職活動を開始しよう。解雇されたとしても、その会社が解雇手当を払ってくれる保証はない。

どちらにしろ人事部のために履歴書の更新が必要なので、これを機に履歴書(およびリンクトインのプロフィール)を更新し、今すぐ新たな職探しを始めてはどうだろう?
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編集=遠藤宗生

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