スポーツビジネスを専門としつつ、不定期に教育およびローカルエコノミーに関する記事を執筆


──インターネット接続や配送、空港、主要な大学、医療機関、その他の重要なリソースへのアクセスから考えても、アマゾンはHQ2を、大都市からそう遠くない場所に置きたいと考えるだろう。シカゴやデンバー(コロラド州)は、魅力的な候補だと思うが、HQ2設置はアマゾンにとって、国の反対側(西部ではなく東部)、政治と金融の中心から近い場所に足場を築く良い機会でもある。

──こうした要素を全て考慮に入れた上で、私が候補として挙げるのは、首都ワシントンから半径およそ50km以内、またはニューイングランド地方、ボストンからニューヘイブンまでの間のどこかに造る新たな「アマゾン」シティだ。

そのほか2人の創業者たちからは、具体的な都市名が挙げられた。

・シャータン・アソシエーツ創業者、ジェリー・シャータン(イリノイ州シカゴ、コンサルティング会社)

アマゾンの選定基準は示されているが、どの基準にどの程度の重さを置くのかが明らかではない。ただ、私が強く推すのはシカゴだ(そう、私の地元だ)。シカゴは概して、アマゾンの基準を大きく上回っている。

アマゾンは21世紀の小売企業であり、IT企業であるとともに、物流会社でもある。シカゴで数多く創設された、20世紀の通信販売会社を引き継いだ企業だ。シカゴは自らのDNAの中に、ITや物流、消費者直販型ビジネスがあることを知っている。

・アンジェロウ・エコノミクス創業者、アンジェロス・アンジェロウ(テキサス州オースティン、コンサルティング会社)

アマゾンがこれを公開のプロセスにしたのは、賢明なことだった。同社と誘致する自治体の間にウィンウィンの関係を築くことができる。

アマゾンは各自治体から世界最高レベルの本社機能を築くための数多くの革新的なアイデアを得ることができる。一方の自治体は、このプロジェクトに参加すると決めたことで、地元の経済発展に関する位置付けや戦略について再考することになり、それらを通じて官民のパートナーシップを強化する機会を得た。そして、そうした前例のない機会から、利益を得ている。

HQ2の主な候補地となるのは、アトランタ(ジョージア州)、シカゴ、シンシナティ(オハイオ州)、ダラス(テキサス州)だと考える。

編集=木内涼子

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