こんな新入社員は初日に解雇 10の危険信号

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クリスへ

ジェーンとは腹を割って話すべき。

オブラートに包んでも意味がない。自分が困っていること、ジェーンのこれまでの態度は自分が期待していたものと全く違うことを伝え、彼女の意見を聞いてみよう。

その際、ジェーンの態度で気にいらない点をあげつらいたくなる気持ちはぐっとこらえよう。問題を整理し、文句は言わないようにすること。

ジェーンはもしかしてインフルエンザにかかっていて、治療中なのかもしれない。就職を後悔していると言うかもしれない。面と向かって聞かないことには、ジェーンが考えていることは分からないのだ。

ジェーンと話せば、このまま続けてもらうか辞めてもらうかが決めやすくなる。もし辞めてもらうなら、最後まで丁寧に接し、今週いっぱいまでの給与も払うこと。

誰もが学びながら生きている。採用が失敗だったと自分を責めるのではなく、ジェーンの採用プロセスを見直し、どこが駄目だったのか確認しよう。

どんな管理職でも採用に失敗することはある。たとえば私の友人のローラは、新たに雇った若い女性が、勤務初日に「言い忘れていましたが、来週家族旅行に行きます。それから3週間後には、友人と2週間、スキー旅行へ行くつもりです」と言ったそうだ。

ローラは「お知らせいただきありがとうございます。では、もういっそのこと、採用自体を見送ることにしましょう。幸運をお祈りしますね」と伝え、その話は終わりとなった。

次の10項目に当てはまるようなことがあれば、新入社員には初日にでも辞めてもらおう。

1. 初日に驚くほど遅刻し、謝罪も説明もない。遅刻が悪いのではなく、分別の欠如が問題だ。出社初日は大切な日。新入社員はそれを知っているべき。

2.「言い忘れていましたが、木曜は働けません」「同意した給与額より、もっと高い給与が必要です」など、雇用時の約束事をたがえる。

3. 他の従業員に嫌がらせをする、または脅す。

4. 説明もなく勝手に外出する。

5. 昼休憩を2時間も超過して帰ってくる。

6. 会社の安全規則を甚だしく破る。法で建物内喫煙が禁じられているのに休憩室で喫煙する、など。

7. 本当はここに就職したかったわけではなく、就職活動を続けていると他の従業員に言う。

8. 備品や他の従業員の所有物を盗む。

9. 初日に教育担当者を無視して一日中電話している。

10. 他の従業員相手にあらゆることに不平を言い、「他の会社の求人情報を知りませんか?」と聞く。

これらはどれも、悲しいかな、実際に起こることだ。辞めてもらうなら、待つ必要はない。速やかに解雇し、親切に振る舞い、先に進もう。それが誰にとっても最善だ。

編集=遠藤宗生

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