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自動車投資を最大化する方法やその他に関する執筆を担当。

alexfan32 / Shutterstock.com

中古車の下取り価格を決める重大な要因が、車の状態や走行距離であることは言うまでもない。だが、先ごろ米国で行われた調査の結果、査定の上ではボディーカラーにも大きな影響力があることが分かった。

米中古車情報サイトのアイシーカーズ・ドットコム(iSeeCars.com)が自社サイトを通じ、今年8月までの1年間に販売された210万台以上の2014年モデルを対象に行った調査によると、再販価値が最も高かった色は「イエロー」で、平均価格を18.5%上回っていた。

平均以上の再販価格で販売されていたのはそのほか、「オレンジ」(+7.8%)、「グリーン」(+6.9%)、「ホワイト」(+1.6%)、「レッド」(+1.4%)。いずれもイエローと同様、明るく快活な色だった。

一方、最も人気がなかったのは「ゴールド」だ。再販価格は全体の平均を12.1%下回った。また、「パープル」(-10.7%)、「ベージュ」(-10.3%)、「シルバー」(-2.6%)、「ブラック」(-1.6%)なども、それぞれ平均以下となった。

明るい色の車が人気を集めるのは単に、数多くの中古車が並ぶ中で目立つためだろうか。それとも市場には何か別の、価格を動かすより奥深い要因があるのだろうか。

需給関係と好みを反映

アイシーカーズのフォン・リー最高経営責任者(CEO)は、「イエローの車はもともと、生産台数が比較的少ない。それが中古車としての需要を押し上げ、値下がりしにくくしている原因かもしれない」と話す。

走行中のイエローのピックアップトラックを目にすることは、確かにあまりない。そうした「希少性」は価値に影響を及ぼしているのだろう。再販価格をピックアップトラックに限って比較した場合、下落率の平均は-30.9%だったものの、イエローに絞れば-25.8%だった。また、SUVの平均は-20.9%だった一方、イエローに限定すれば、-10.9%だった。

ただ、同社の分析の結果では、イエローはコンバーチブルのような生産台数が多くないモデルからSUVやピックアップトラックなどの人気モデルまで同様に、価格の下落率が最も低い色であることが分かっている。

ボディーカラーによる再販価格の違いには、需給バランス以外の問題も絡んでいると考えられる。イエローやオレンジ、グリーンは実際に、生産台数が多い色ではない。調査対象としたモデルにこれらの色が占める割合は、1.2%だ。だが、値下がり幅が最も大きかったベージュ、パープル、ゴールドといった色もまた、全体に占める割合は0.7%と小さい。そして、リーCEOによれば、「ゴールドの値下がり幅は、ほぼ全ての車種で最も大きい」のだ。

結局のところ、色の選択は好みの問題と関係しているのだろう。さらに、性別による違いもあるかもしれない。アイシーカーズの過去の調査によると、男性はイエローやオレンジなどの派手な色を最も好み、女性はティールグリーン(青緑)やゴールド、シルバーを選ぶ人が最も多いという。

リーCEOは、「ピックアップトラックやスポーツカーを買うのは、男性が多い。そして、これらのモデルに限定すれば、イエローとオレンジの割合は上昇する」と説明。さらに、「女性が選ぶことが多いSUVとミニバンに限ってみた場合も同様に、ティールグリーンやゴールドの割合が、全車種の平均でみた場合よりも高くなる」と述べている。

編集=木内涼子

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