舞台は街から個室へ、ハロウィンのトレンドに変化

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2点目は、カスタマイズの精度が上がったことです。

日本に浸透したハロウィンの関連グッズは充実の一途。女子たちは、この特殊なイベントの飾りつけをお店やプロに頼らずとも、自分たちで好きなようにやれるようになりました。自分の好きにできる。これが、今の女子たちの満足感をくすぐるキーワードなのです。

既製品をそのまま取り入れるだけでは、かっこわるい。みんなが同じ既製品でハロウィンを楽しんだら、オリジナリティがないし、インスタグラムのタイムラインににも差がつかない。そんなのはつまらないのだ。どこか一部でも自分らしく工夫し、オリジナリティで注目されることで、センスの良さのアピールをするのです。

そして、のっかるときは、とことんのっかる。どうせ仮装するなら、中途半端ではなく、やりきる。クローズドな空間であれば心理的ハードルも低く、自分らしく思いっきり楽しめます。

オンラインライブが普及したことも相まって、仮装メイクのHOW TOを動画でリアルタイム解説する女子も増えています。ハロウィンに向けて、普段より目もとのメイクをぐっと濃くしたり、口紅の色を濃くしたり、普段のメイクの延長として楽しめる仮装メイクのコツがたくさん紹介されています。

気軽に、でも本格的に。クリスマスに次ぐ盛り上がりを見せるようになったハロウィンは、今後ますます日本の文化として成熟していくことでしょう。今年のハロウィンは、どんな様相を呈すのでしょうか?

文=山田茜

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